梅雨前線や前線上を進む低気圧の影響で、きょう8日午後は発達した雨雲がかかって非常に激しい雨の降る所があり、大雨となるおそれがあります。先週の大雨でまだ地盤の緩んでいる所がありますので土砂災害に十分に注意し、低地の浸水や河川の増水にも注意してください。
大陸から日本の南海上には梅雨前線がのびており、前線上の低気圧が今夜には四国の南岸を進む見込みです。
きょう8日の四国地方は西から雨の範囲が広がってきており、昼頃からは全般に雨や雷雨となるでしょう。梅雨前線や低気圧の接近に伴い、午後は発達した雨雲がかかって、太平洋側を中心に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所があり、瀬戸内側でも1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所がありそうです。
前線の活動が予想よりも活発となった場合は、警報級の大雨となるおそれがあります。
これからあす9日朝までに予想される雨量は、多いところで
瀬戸内側 120ミリ
太平洋側 200ミリ
となっています。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分に注意してください。
1時間に30ミリ以上の激しい雨は、バケツをひっくり返したように降り、傘を差していても濡れるような雨です。車の走行にも注意が必要で、ハンドルやブレーキが効かなくなるハイドロプレーニング現象が起こりやすくなります。
また1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨は、滝のように降り、視界も悪くなるため車の運転も危険な状態となります。
大雨の時には、河川や用水路・アンダーパスには近づかないように、また土砂崩れが起きやすい斜面やガケから離れるようにしてください。
また、大雨が予想される際はできるだけ不要は外出は控え、周囲の状況や気象情報を入手できるようにしておきましょう。
あす9日は、未明まで雨の降る所がありますが、その後は天気は回復に向かい、昼頃からは晴れてくるでしょう。
きょうは雨で日中の気温の上がり方は鈍く、最高気温は20度台前半の見込みですが、あすは25度以上と暑くなりそうです。気温の変動が大きいと体への負担も大きくなりますので、体調管理に気をつけましょう。
