サイト内
ウェブ

北陸 富山と福井で今年初の真夏日 あすはさらに広い範囲で真夏日予想 熱中症注意

  • 2023年5月17日
  • tenki.jp

北陸地方では、朝から気温がグングン上がっており、富山・福井では既に気温が30度以上となり、今年初めての真夏日となりました。この後もさらに気温が上がり、富山では5月としては記録的な暑さとなるでしょう。あすは、富山だけでなく、新潟の内陸部など、きょうよりも広い範囲で真夏日となる見込みです。5月としては記録的な暑さとなる所もあるでしょう。体がまだ暑さに慣れていない時期のため、熱中症に十分な注意が必要です。

富山・福井では既に30度超え この後気温はさらに上がり、5月としては記録的な暑さの所も

画像A

画像B

きょうの北陸地方は、南から高気圧に覆われて、朝から各地とも良く晴れています。富山や福井ではこの時間で既に30度を超えており、今シーズン初の真夏日となっています。また、富山県や福井県を中心に、新潟県でも一部で30度を超えています。

このあとも晴れて気温が上がり、富山の最高気温は33度に達するでしょう。富山では5月のこれまでの最高気温の記録は、2017年5月30日に観測された33.3度となっており、この記録に迫る可能性もあります。

その他、新潟も28度と今シーズン一番の暑さとなるなど、この時期としては厳しい暑さとなるでしょう。

気温が上がっている要因は気圧配置になります。北陸地方は本州の南海上に中心を持つ高気圧に覆われています。一方、大陸方面には気圧の谷があり、いわゆる「南高北低」の気圧配置となっています。この気圧配置となると、北陸地方では全般に西寄りの風が吹きます。地形的に、金沢などは海風となるため、気温の上昇が抑えられますが、富山は温まった陸地を通る風向きとなるため、気温が上がりやすくなります。

あす18日(木)はさらに広い範囲で真夏日となり、5月なのに2日連続真夏日の所も 熱中症に注意

画像C

明日18日(木)は、高気圧が関東の東の海上へ移動しつつ、引き続き北陸地方を覆うでしょう。きょうよりは西寄りの風が弱まり、南寄りの風となる時間が長くなります。このため、きょう海風の影響で気温の上昇が抑えられた所でも、明日はさらに気温が上がりそうです。

最高気温は新潟で30度、長岡で31度など、新潟でも広い範囲で真夏日となるでしょう。福井も32度と、きょう以上の暑さ、富山は海風が一時的に入る影響で、きょうほどは気温が上がりませんが、それでも31度と、2日連続の真夏日となる見込みです。

この時期は体がまだ暑さに慣れていない時期のため、熱中症には十分な注意が必要です。

梅雨入り前にかけて、真夏日が急増する時期

画像D

これからの時期は真夏日が増える時期になります。グラフは新潟・富山・金沢・福井の4地点のデータが揃う1939年から昨年2022年までの各都市の真夏日出現日数の旬別の平均となります。過去の統計からは、5月下旬までは真夏日は1日あるかないかですが、6月上旬は福井で3日弱、富山や金沢でも2日弱と、北陸西部を中心に増える傾向です。これから梅雨入り前の時期にかけて、北陸地方では年間でも晴天率の高い時期に入ります。6月中旬以降は梅雨の時期となるため、真夏日の出現日数は減少する傾向です。

最新の1か月予報でも、6月上旬ごろまでは平年と同様に晴れの日が多い予想となっており、晴れの日を中心に気温が上がる日もあることから、今年も梅雨入り直前の時期にかけて真夏日が増える可能性があります。

熱中症を防ぐポイントは?

画像E

熱中症を防ぐには体を暑さに慣らすことが必要です。日頃からの体調管理を心がけましょう。少し暑い日に軽い運動をしつつ、体力を蓄えておくのもよさそうです。

気温の上がった日はこまめな休憩と水分補給を心がけ、無理をせず、エアコンなどで室内の温度を適切に下げましょう。特に高齢者は熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど十分お気を付けください。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
tenki.jp