多肉植物はオシャレな形のものも多く、多くの世代から人気を集めています。
その中でも、「オシャレだけど比較的簡単な種類から育ててみたい」という多肉植物初心者の方にはセダムをオススメします。
世界中の北はグリーンランド、南はオセアニアまで広く分布しているセダムは、暑さ、寒さにも強く、種類にも富んでおり、400種類以上あると言われています。
セダムは肉厚な葉を持っていることから、葉に水分を蓄える力に優れています。
そのため、水忘れなどで葉が多少しぼんだくらいなら水をあげれば元気に戻ります。
セダムは暑さ寒さには強いですが、湿度には少し弱いため、水のやり過ぎは控え、風通しと日当たりの良い場所で育てます。
しかし直接日光に当たりすぎると葉が火傷してしまうので、状態を確認しながら育てていくのが大切です。
春、秋は土の表面が乾いたら水をたくさんあげてください。
逆に夏、冬は水をあげるのを控えてください。
湿度に弱いセダムは、水のあげすぎや育ち過ぎなどで湿度が高い状態が続くと、害虫を引き寄せやすくなります。
主にアブラムシやカイガラムシがセダムにつく害虫として挙げられます。
害虫がついた場合は、風通しの良い環境を作って湿度を逃がし、効果のある薬剤をあげてください。
湿度がない状態でアブラムシが付く場合は、セダムの鉢の横に草花が置いてあることが原因の場合も多いです。
セダムと草花の鉢を離しておくと害虫対策になります。
セダムは、苗に合った大きさの器があれば育てることが可能です。
なので、鉢以外でも入れ物であれば缶やビンに移し替えて、オシャレなディスプレイの一部として育てられるのも人気の理由です。
多肉植物を育てたいとお考えの方は、まずはセダムから育ててみるのもいいのではないでしょうか。
※トップ画像はPhoto by まだビギナーさん@GreenSnap