ハオルチアは、ツンと尖った葉を円状にはやしていく植物です。
かなりレアな多肉植物でもあるので、図鑑でしかお目にかかったことがないという品種も多いかもしれません。
そんなハオルチアについて細かく掘り下げていきます。
そもそもハオルチアという多肉植物はどんなものか、どこで生息しているのかなどの基本的な話からしていきます。
まず、ハオルチアはアロエのような単子葉植物と呼ばれるものです。
南アフリカを中心に生息しています。
サイズは大きくなるものの、15センチ程度のお手頃サイズが出回っており、ガーデニングにはもってこいの植物となっています。
図鑑によって、アロエ科と書かれたものやツルボラン科、つまりはユリ科と書かれているものの2つがあります。
これはどういうことかと疑問になった人は多いはずです。
これは品種によって違うわけではありません。理由は単純で、ユリ科からアロエ科が分離して独立したのが原因となっています。
言ってしまうと、古いか新しいかの違いというのが最も明確な答えです。
また、ハオルチアには、葉が硬いツンと尖ったルックスをした硬葉系と呼ばれるものと、柔らかい葉で透き通った透明感のある種類が多い軟葉系と呼ばれる2つに分類されています。
ハオルチアと言っても、大きく違う見た目をした2種類の分類がされているのです。
希少価値のあるハオルチアは育成難度も高く、中級者以上が育てるのに向いています。
というのも、普通の多肉植物以上の育成環境の徹底ぶりを強いられるのがハオルチアなのです。
病気になりやすい多肉植物でもあるので、水をやるにしてもある程度綺麗な水をやるなどの配慮も必要になります。
管理が徹底できないようであれば、育成は難しいです。
ハオルチアはコレクターなどの間で多く取引されているようですが、一般的にはあまり出回らないため、生で見たことがない人も多いです。
育成も難しく、手に入っても枯らしてしまうようではもったいないです。
ある程度の慣れてきた人に適した多肉植物なのです。
※トップ画像はPhoto by 御幸町通りさん@GreenSnap