食用でもあるサボテンとして有名なウチワサボテンですが、そこまで育成難度は高くありません。
初心者でも育てることのできるサボテンです。
そんなウチワサボテンの育て方と、育てる際の注意点をご紹介します。
うさぎのような見た目のサボテンで、うちわのように薄っぺらいのが特徴です。
ウチワサボテンにもかなりの数の品種があります。
よく栽培されているのは、金烏帽子と呼ばれる、どこにでも売られているウチワサボテンが代表的です。
他にノパルという種類も有名かもしれません。
これは、実や茎が食用として出回っている品種で、一部の地域では当たり前のように食べられています。
そんな数々の品種のあるウチワサボテンを育てるのは簡単です。その育成方法を紹介していきます。
重要になるのは季節です。
何をするにも基本は季節によって変わってきます。
ウチワサボテンは、春と秋が成長期にあたり、成長するようにしっかりとした栄養補給を必要とします。
夏場は育成速度を落とし、緩やかな成長をし、冬には完全に成長を止めます。
この時期に多く水やりをしてしまうと枯れる原因となります。
それを踏まえた上で、水やりと肥料のやり方から説明します。
成長期は乾いたら水をやるという方法で問題ありません。
夏は少量、冬は暖かい時期が続くとき以外はやらないようにします。
無駄に与えると根腐れの原因になります。
肥料は固定肥料を敷いておけばそれ以降の肥料の投与は必要ありません。
育成場所については、寒さにも弱いので、冬場は室内で育成します。
育成の注意点は、他にも多数あります。
中でも問題になってくるのは害虫の問題です。
このウチワサボテンも他の植物と同様に、害虫が寄り付いてきます。
特に厄介なのがカイガラムシという害虫で、成虫は駆除剤が殆ど効きません。
発生させないためには乾燥させないのが最も近道です。
ただ、湧いてしまった場合は仕方ないので、ブラシを使ったり、水を直接吹きかけて落とします。
病気の原因にもなるので、早急に対処する必要があります。
最低限の管理さえしておけば、病気をすることなく、しっかりとした成長を見せてくれます。
葉挿しをして増やすこともできるので、試してみるのも良いかもしれません。
※トップ画像はPhoto by ひなさん@GreenSnap