いまやガーデニング界の人気者、多肉植物。一般的に鉢植えにして部屋に飾られているのを見ることが多いですが、そういえば、多肉植物って路地植えにできるのでしょうか?
ガーデニングの楽しみ方を広げるべく、今回は多肉植物の地植えの可能性を検証します!
バリエーション様々な多肉植物は、その種類により生育期や特徴も異なり、多くは鉢植えにされ、状況により環境管理をしやすいように育てられています。
そのため、多湿を嫌う多肉植物は屋外での地植えにあまり向いているとは言えません。
長い間雨に晒されていると腐ってしまう恐れがあるのです。
しかし、種類や条件によっては多肉植物を地植えにすることができ、お手入れと管理をきちんとこなすことで、可能性を上げることができます。
屋外での多肉植物の露地植えで絶対に注意したいのは、育成環境です。
まず、成長すると想像以上に大きくなることもありますので、屋外といえども十分な地植えスペースを確保しましょう。
そして、多湿を嫌う多肉植物の成長のために、水はけのよい土壌づくりは必要条件です。
多肉植物を育てる元々の培養土に、日向土と腐葉土を1:1の割合ですき込むと、通気性が改善されるのでおすすめします。
また、過度な水やりは禁物だということを忘れないようにしましょう。
多肉植物は世界中に数え切れないほど多くの種類が存在します。
寒さや暑さ、湿気に弱いものなど、弱点も様々。
居住地の環境にあった種類を選ぶことが地植えの成功率をアップさせます。
おすすめの品種は、大型で肉厚の葉が特徴のアガベ、高温に強いユッカ、初心者でも育てやすいセダム、寒さに強いクラッスラなどが挙げられます。
多肉植物は育て始める時期が成長を大きく左右します。
夏の猛暑や湿気、冬の寒さに耐えることのできない種類が多いので、地植えに適した春の季節から育て始めることがおすすめです。
季節を考慮し、しっかりと根を張った植物を育てることは、長期的にガーデニングを楽しむことにもつながります。
一見不可能そうな多肉植物の地植えも、お手入れの工夫と環境の管理によっては、可能であるということがわかりました。
正しい植物の知識を知ることでガーデニングの楽しみ方は広がります。
多肉植物を一味違う方法で育ててみませんか?
※トップ画像はPhoto by はぐさん@GreenSnap