サイト内
ウェブ

「第14回沖縄国際映画祭」の「沖縄ヒストリカルムービー」部門は“復帰50年”がテーマ

  • 2022年3月30日
  • 沖縄島ガール

『デジタルで甦る8ミリの沖縄』©シネマラボ突貫小僧

沖縄・那覇市の国際通り周辺にて、4月16日(土)、4月17日(日)の2日間、「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」が開催される。

今年は沖縄県が本土復帰50周年の節目ということもあり沖縄を舞台にした作品が多数上映される。

映画部門は「特別招待作品」「特別上映作品」「沖縄ヒストリカルムービー」「地域発信型映画」「クリエイターズ・ファクトリー」の5つの部門に分けて23プログラムを上映予定。

「沖縄ヒストリカルムービー」部門は、毎回満員となる人気イベント「デジタルで甦る8ミリの沖縄」を今回も実施。貴重な8ミリ映像を上映しながら、当時の沖縄の状況をマニアックに解説しつつ、現代の風景と比較して楽しむイベントとなっている。今回は沖縄の本土復帰50年にまつわる映像を中心に紹介する。

『夏の妹』©大島渚プロダクション

ほか、本土復帰の年である1972年に製作された、大島渚監督が本土復帰に湧く沖縄を舞台に撮り上げた瑞々しい青春映画『夏の妹』や、沖縄の美しい景色を背景に、そこに巣食う麻薬組織に敢然と挑戦する“麻薬Gメンたち”を描く千葉真一主演の『麻薬売春Gメン恐怖の肉地獄』など全3作品のラインナップ。

『麻薬売春Gメン恐怖の肉地獄』©東映

『夏の妹』と『麻薬売春Gメン』では、終映後に、映画のロケ地が50年後の現在どうなっているかを画像つきで解説する「ウチナー映画ロケ地巡り」を開催する。

映画や映像フィルムに焼きつけられた“懐かしい沖縄”を楽しもう。

「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」
2022年 4月16日(土)~4月17(日) 沖縄・那覇市「国際通り周辺」「桜坂劇場」「琉球新報ホール」「那覇市民ギャラリー」「よしもと沖縄花月」「首里観音堂」、北中城村「イオンモール沖縄ライカム」ほかにて開催
※各種イベントはオンラインでも配信

【「沖縄ヒストリカルムービー」プログラム詳細】
「デジタルで甦る8ミリの沖縄」
登壇:真喜屋力、當間早志
内容:1950年代から70年代にかけて、一般の人々が撮影した貴重な8ミリ映像を上映しながら、当時の沖縄の状況をマニアックに解説しつつ、現代の風景と比較して楽しむイベント。今回は沖縄の本土復帰50年にまつわる映像も用意。案内人は、シネマラボ突貫小僧の當間早志氏と沖縄アーカイブ研究所の真喜屋力氏の2人。

『夏の妹』
※上映終了後「ウチナー映画ロケ地巡り」を開催
出演:栗田ひろみ、リリィ、石橋正次、殿山泰司、佐藤慶、小山明子、戸浦六宏
監督:大島渚
内容:1972年製作。大島渚監督が本土復帰直後の沖縄に赴きオールロケで撮影された作品。大島渚監督が1972年の本土復帰に湧く沖縄を舞台に撮り上げた瑞々しい青春映画。本土からやって来た少女と、そこで出会った不思議な人々を通して見えてくる本土と沖縄の複雑な関係を、ユーモアとアイロニーで紡いだ佳作。今ではもう見ることのできない失われた沖縄各地の風景が懐かしくも眩しい。

『麻薬売春Gメン恐怖の肉地獄』
※上映終了後「ウチナー映画ロケ地巡り」を開催
出演:千葉真一、森秋子、テレサ野田、葵三津子、真木沙織、横山リエ、堀越光恵、渡瀬恒彦ほか
監督:高桑信
内容:1972年製作。昨年惜しくも亡くなれた世界的アクションスター千葉真一さん主演のアクション映画。本土復帰当時の沖縄の珍しい風景が随所に登場する作品。三悪追放協会会長・菅原通済の出版記念パーティーで、財界の大立物・辻村と国会議員の神山は、祝いという触れ込みで琉球舞踊を披露する。蛇皮線の前奏と共に美しい沖縄の女、玉垣志津子が舞い始める。ある日、志津子は自分のマンションでヘロインを注射した後、ベランダから落ちて死んでしまう。新聞記事には、ヘロインのことは一切触れていなかったが、不審に思った菅原通済と麻薬取締官所長・石田は、麻薬Gメン菊池を呼んで内密の調査を命じる。菊池は直に、昔の仲間によりヘロインが沖縄から流れて来ることが判り、即、沖縄へ飛ぶ。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。