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「サイプレスリゾート久米島」全客室が久米島紬を体感できる「久米島Tsumugi」ルームに

  • 2021年12月21日
  • 沖縄島ガール

沖縄・久米島のリゾート「サイプレスリゾート久米島」は、このたび、84室の全ゲストルームの内装を一新し、久米島の伝統工芸品「久米島紬(くめじまつむぎ)」の文様を随所に散りばめた「久米島Tsumugi」ルームへリニューアルした。

久米島紬は、蚕繭からとった真綿で紡いだ生糸を原料とし、島に自生する植物や木々、泥染めなど島の豊かな自然から生まれる染料で染めた絹糸が用いられる紬。製糸から図面、染色、織りの全ての手作業を一人の織子が行う久米島紬には、島の自然の恵みからなる風合いと、伝統ある手作業の技術を守り続ける織子の緻密な技から、温かみと気品が生まれ古くから多くの人々に親しまれてきた。

久米島紬 紬糸

糸巻き

「サイプレスリゾート久米島」は、2020年11月、第1弾久米島紬プロジェクトとして、コンセプトルーム「久米島Tsumugi」ルームを開発。グラフィックデザイナーの視点で日本の伝統工芸の模様を研究し、応用に取り組む山端家昌(やまはた・いえまさ)氏と、島内において養蚕(ようさん)や久米島紬の織染め、さらには体験会や後継者育成などの伝承と発展に取り組む久米島紬事業協同組合、琉球王朝時代からの歴史を貴重な資料や写真展示等を通して紹介している那覇市歴史博物館の4者が集い、実現した。

そして、「島の伝統工芸品『久米島紬』をより多くの人に広め、その風合いを実際に触れて感じていただきたい」という思いから、第1弾から約1年の月日をかけて全84室のゲストルームを「久米島Tsumugi」ルームへとリニューアルした。

部屋タイプごとにデザインを変え、異なる文様を使用しており、バリエーション豊かな久米島紬の紬柄に触れることができる唯一無二の空間が完成。 現代の紬柄の主流となる落ち着きのある色合いやシックな柄をベースに、王朝時代の復刻柄や鮮やかな色味を加えることで、落ち着く空間でありながら沖縄ならではの華やかさも演出している。

ベッドボードの上には市松模様の柄と、動植物の小鳥の柄(トゥイグワー)など、久米島紬の代表的な文様を重ね合わせ、紬特融の織りの構造が分かるようにデザインされたアクリルパネルを設置。躍動感のある伝統の文様を2層に重ね合わせることで、見る角度によって表情を変える、遊び心のあふれるアート作品が完成した。

アクリルパネル

アクリルパネル

天井ランプは久米島紬織り作業工程の一つである、絹糸の太さを均等に整え、絹糸の強度をより強くするために必要な“糸巻き”をモチーフに。全面に久米島紬の柄が淡く映し出され、素朴で温かみのある空間に。

糸巻きランプ

糸巻きランプ

また、照明スイッチやクローゼットの引き手など手の触れる随所には、本物の久米島紬を使用しており、一つとして同じものがないことが魅力。繊細な織りの感触が味わえる生地の手触りや光沢が感じられる。

TOUCH!久米島紬

さらに、全室リニューアル記念として、久米島紬柄蒔絵シール、久米島紬柄クッションカバー(全2色)など限定オリジナル「久米島Tsumugi」グッズを同ホテル内のショップで限定販売。約500年もの間、沖縄の人々の暮らしに寄り添ってきた「久米島紬」を、本場・久米島の地で体感しよう。

久米島紬柄蒔絵シール

久米島紬柄クッションカバー

「サイプレスリゾート久米島」
住所:沖縄県島尻郡久米島町大原803-1
電話:098-985-3700
料金:1泊朝食付き(大人2人1室利用時1人あたり)13,400円(消費税・サービス料込み)〜
客室数:全84室(全室オーシャンビュー)

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