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“ゲキ推し”の沖縄本3冊目は「ぼくの沖縄<復帰後>史プラス」

  • 2021年8月17日
  • 沖縄島ガール

沖縄県内で発行された書籍の中から1冊を選ぶ「ゲキ推しの1冊!この『沖縄本』がスゴい!」の3回目が行われ、出版社・ボーダーインクの編集者・新城和博氏の「増補改定 ぼくの沖縄<復帰後>史プラス」(ボーダーインク)が選ばれた。

同賞は「沖縄県内の書店、取次業者、出版関係者が協力し、県内の読書普及を図るべくおすすめの1冊を選定し、その本を最大限PRして県内の出版社も盛り上げよう」という企画。

これまで、第1回は「復帰前へようこそ-おきなわ懐かし写真館」(海野文彦著、ゆうな社)、第2回「絵でみる御願365日」(むぎ社編)が選定された。今年で3回目を迎える。

対象となる書籍は、沖縄県内の出版社が発行したもの、発売年月の幅は設けずに過去に良書としてよく読まれたもの、その時期に関心が高いタイムリーなジャンルのものが条件。

第1回は県内の31書店が参加、メディアの力もあり、「復帰前へようこそ-おきなわ懐かし写真館」は1カ月で3,000冊近く売り上げた。2回目も30書店が参加し、「絵でみる御願365日」は20,000冊も売れた。

8月16日、第3回の書籍として、「増補改定 ぼくの沖縄<復帰後>史プラス」が選ばれたことが発表された。同書は、発表当日から9月30日(木)まで、参加書店の売り場の一番目立つ場所で展開するなど、販売を強化し、沖縄の出版文化を盛り上げていく。

同書は、2014年に発行された同氏の「ぼくの沖縄<復帰後>史」(ボーダーインク)に、「付録プラス+<復帰後>史は続くよ、どこまでも? 二〇一四年~二〇二〇年」の書き下ろしを加えた1冊。

1972年の沖縄の日本復帰から現在まで、“<復帰後>の沖縄”の印象的な出来事を、新城氏の思い出とクロスして描くユニークな沖縄現代史で、社会風俗から時事問題まで硬軟織り交ぜてつづられている。

受賞を受けて、新城氏は「今回のように“ゲキ推し”されることは初めてです。新型コロナ禍という状況ではありますが、少しでも地元沖縄の書店が盛り上がるように、一人でも多くの読者の方に手に取っていただきたいです」とコメントした。

発行される書籍点数も多く、県内の書店には“県産本コーナー”が広く設けられるなど、全国的に見ても出版・書店業界の活気が伝わってくる沖縄県。2022年は復帰50年という節目の年であることもあり、「増補改定 ぼくの沖縄<復帰後>史プラス」をこの機会にチェックしよう。

「増補改定 ぼくの沖縄<復帰後>史プラス」
発売中 1,320円(税込) ボーダーインク

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