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「ディル(ハーブ)」の育て方と料理レシピ│家庭菜園のコツ

  • 2022年10月15日
  • NUKUMORE

さわやかな香り、ライトグリーンの羽のような形の葉が特徴のハーブの一種。鮮やかな黄花は生で、種子をスパイスとして利用します。ここではディルを自分で育てて上手に使うまで、を分かりやすく紹介していきます。

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ディルの基本情報

・和名:イノンド
・生薬名:ジラ(蒔蘿)
・分類:セリ科/1年草
・原産地:地中海沿岸、西アジア
・栽培適温:20~25℃
・草丈:70~150cm

ライトグリーンの葉、鮮やかな黄花は生で、種子をスパイスとして利用します。フェンネルと草姿がよく似ていますが、スパイシーな香りがより強い1年草。
北欧、東欧料理に多用され、特に羽根状の生葉は魚との相性がよいことで知られています。
香り成分は食欲増進、消化促進、母乳促進のほか、心を落ち着かせる鎮静効果もあります。

栽培カレンダー

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育て方(栽培と収穫)

*種まき

直根性で移植を嫌うので、育てる場所に直接「すじまき」にします。
土にたっぷり水を与え、深さ5mmのすじ(溝)に重ならないように種をまき、ごく薄く土をかけ(好光性)、発芽まで乾かさないように管理します。 10~15日で発芽。葉と葉が触れ合わない程度に間引き、本葉4~5枚のころに株間を20cm以上に。標準プランターなら3~4株、8号鉢に1株が目安。 bm1604_p50_flow_1_1665467649

*植えつけ

市販苗は、水はけのよい肥えた土に株間を20cm以上とって植えつけます。
地植えは植えつけ前に腐葉土や堆肥を3割ほど混ぜ込んでよく耕しておきます。鉢やプランターは赤玉土小粒7:腐葉土3。

*摘芯(てきしん)・支柱立て

主枝(中心の茎)がまっすぐ伸びるので、草丈が20cmになったら摘芯し、わき芽を出させて枝数をふやします。
春から梅雨前までと秋は、月2~3回液肥を与えます。草丈が高く、強風で倒れてしまうことがあるので、株元に土を寄せて支柱を立てます。

*収穫

bm1604_p50_flow_2_1665467712 草丈が20cm以上になったら、つぼみがつく前に若い下葉を必要な分だけかきとります。 bm1604_p50_flow_3_1665467722 初夏に黄色の小花がパラソル状に開花。花芽ができると葉の香りが薄れるので、採種しない場合は花茎が伸びはじめたら摘みとります。

*種の採取

bm1604_p50_flow_4_1665467751 花後に茶色に色づきはじめたら花茎ごと切りとり、束ねて日陰に吊るしておくと約2週間で乾燥します。
種をふるい分けて、密閉容器で保存します。 ディルシードはピクルスやクッキーなどに利用。 bm1604_p50_flow_5_1665467770 ドイツではディルシードを小袋に詰めて、「幸運」の印としてリースなどにあしらう習わしもある。 bm1604_p50_flow_6_1665467799

ディルを使った料理 おすすめレシピ

『卵とディルのポテトサラダ』

bm1604_p50_flow_7_1665467837 <材料(2人分)>
じゃがいも 2個
卵 1個
アンチョビフィレ 2枚
ディル 4枝
レモン汁 小さじ1
EXVオリーブオイル 大さじ1
塩、こしょう 適量
<作り方>
01 じゃがいもは洗い、皮付きのまま水からゆでる。
02 竹串がすっと入るくらいになったら水を切り、熱いうちに皮をむく。
03 卵は沸騰したお湯に入れ7分茹で、冷水にとって冷ましたら殻をむいて8等分に切る。
04 ボウルに刻んだアンチョビとみじん切りにしたディル、レモン汁、オリーブオイルを入れ、よく混ぜる。
05 4に2と3を入れ、木べらで潰しながら混ぜる。
06 塩、こしょうで調味する。(潰し具合はお好みで)

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