
庭づくりをするときに知っておくと便利な情報を厳選してご紹介!ここでは、シンボルツリー(主木:しゅぼく)について解説します。1本のメインの木があるだけで、庭全体をナチュラルな雰囲気に演出できると人気があります。
シンボルツリーとは
シンボルツリーとは、その家の象徴となる樹木のことで、メインツリーとも呼ばれています。
門まわりやメインガーデンにシンボルツリーが1本あるだけで、雰囲気がやわらかくなり、日よけや目隠しの効果があります。四季の移り変わりも感じられます。
1.アオハダ
モチノキ科の落葉高木で、葉は薄くてやわらかく、洋風の庭のシンボルツリーとしても人気。花期は5~6月、緑白色の花が咲きます。
2.エゴノキ
エゴノキ科の落葉高木で、自然のままの姿が美しい。花期は5~6月、下向きに花が咲きます。
3.オリーブ
モクセイ科の常緑高木で、南欧風の庭を演出する人気の果樹。スッキリとした常緑の枝葉でお庭を明るくさわやかな印象に。花期は6~8月。
4.シマトネリコ
モクセイ科の常緑高木で、もともとは南国の樹木。大きく育つので広いスペースが必要。花期は5~6月、白い円錐型の花が咲きます。
5.シャラ
ツバキ科の落葉高木で、株立ち樹形が美しく、シャラノキ、ナツツバキともよばれます。乾燥に強く、初夏に小さな白い花が咲き、秋にはあざやかに紅葉します。
6.ジューンベリー
バラ科の落葉高木で、別名アメリカザイフリボク。花期は4~5月、白い花が咲いた後、6月に小さな赤い実をつけます。
7.ソヨゴ
モチノキ科の常緑高木で、風にソヨソヨと音を立てて葉がそよぎます。花期は5~6月、白い花が咲きます。実が赤く熟するのは10月ごろ。
8.ハイノキ
ハイノキ科の常緑高木で、細く繊細な葉が人気。花期は3~5月、枝葉を焼いた灰が染色に使われることから「灰の木」とよばれます。
9.ハナミズキ
ミズキ科の落葉高木で、サクラが散った後に晩春を彩ります。花色も白・ピンク・赤とバリエーションが豊富で秋の紅葉もすてき。
10.ヒメシャラ
ツバキ科の常緑高木で、シャラよりもやや小ぶりで、成長が早く、株立ちにするときれいな姿になります。花期は6~7月、ツバキに似た白い花が咲き、秋の紅葉も楽しめます。
11.モミジ
カエデ科の落葉高木で、モミジは俗称。春の新緑、秋の紅葉の美しさも格別です。ヤマモミジ、イロハモミジ、シダレモミジ、ノムラモミジなどが有名。
12.ヤマボウシ
ミズキ科の落葉高木で、株立ち樹形が美しく、シンボルツリーとして人気。秋になる実は食用にも。常緑ヤマボウシ(ホンコエンシス)は別種。
シンボルツリーにおすすめの樹木一覧
アオダモ、アオハダ、アカシデ、ウメ、エゴノキ、オリーブ、カツラ、カラタネオガタマ、クロガネモチ、コブシ、コルディリネ、サクラ、サザンカ、サルスベリ、シマトネリコ、シャラ、ジューンベリー、シラカバ、ソヨゴ、ダイスギ、ツバキ、ハイノキ、ハナミズキ、ヒメシャラ、フェイジョア、ブラシノキ、マキ、マツ、モミジ(カエデ類)、ヤマボウシなど。
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