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家庭菜園で育てた果物を使った「果実酒」の作り方

  • 2020年11月29日
  • NUKUMORE

家庭菜園などで自分で育てた果樹を使って、ぜひ果実酒を作ってみましょう。漬け込んで作った味は、市販のものでは味わえない喜びがあります。多くの果実酒には血行促進や成人病の予防、滋養強壮など数多くの効果があり、健康飲料として親しまれています。

2663603_m_1605838079 手作りなら保存料などの添加物の心配も一切無用。新鮮果実の香り豊かな果実酒を思いきり楽しんでみましょう!

果実酒を作るポイント

●果実酒にはよく熟して甘くなった果実よりも、熟する手前の渋みが強いものの方が適しています。
 例えば梅酒なら、黄色く熟した実ではなく、青い梅を使います。

●ほとんどの果実は、氷砂糖とホワイトリカーで漬ければおいしい果実酒ができます。ホワイトリカーはアルコール度数が35度のものがよいでしょう。
 氷砂糖には、甘味をつけると同時に、果実のうまみを引き出す働きがあります。

●何年も保存できるのが魅力の果実酒ですが、漬け込んだ実は1年でとり出した方がよいでしょう。

●果実酒は、レモンを丸ごと3~4個一緒に漬けてもよいでしょう。ほどよい酸味がプラスされ、さらに風味豊かなものに仕上がります。

果実酒の作り方

下記に梅酒を例に説明します。梅酒と同じ要領で、他の果実でも果実酒を作ることができます。下記の分量を参考にして、ぜひお試しください。
その後実をとり出し、3年以上おいたものは、さらにおいしくなります!
例:梅酒

01 材料を用意します。未熟な青い梅の実(約1kg分)、氷砂糖300~500g、ホワイトリカー1.8リットル、果実酒用の保存ビン k8_p271_flow_1_1605836115 02 実を傷つけないように、ていねいに手で水洗いします。その後、やわらかい布できれいにふきとります。 k8_p271_flow_2_1605836126 03 ヘタが残っていると渋みが強くなるので、細い棒や串などできれいにとり除きます。その後、くぼみの汚れも落とします。 k8_p271_flow_3_1605836136 04 市販の果実酒用保存ビンに実を入れます。落として傷がつかないよう、そっと置くようにして実を入れていくとよいでしょう。 k8_p271_flow_4_1605836146 05 保存ビンに氷砂糖を入れます。 k8_p271_flow_5_1605836156 06 実の上に、まんべんなく平らに行きわたるように、そっと手でならします。 k8_p271_flow_6_1605836169 07 氷砂糖全体にかかるように、ホワイトリカー1.8リットルを流し込みます。 k8_p271_flow_7_1605836179 08 保存ビンのふたをきっちりと閉めてひとまず完成です。その後は冷暗所で保存します。 k8_p271_flow_8_1605836198 【おいしい梅酒を作るコツ】
漬けてから3か月ほどで飲めますが、1年以上熟成させたものはコクがでてさらにおいしくなります。
その後実をとり出し、3年以上おいたものは、さらにおいしくなります。

果実ごとの分量

ここでは、各果実ごとに果実酒を作るときに必要な分量などを解説します。

*アンズ酒

アンズ約1kg、氷砂糖300g、ホワイトリカー1.8リットル anzu_1605837780

*カリン酒

カリン約1kg、氷砂糖200g、ホワイトリカー1.8リットル karin_1605837810

*キウィフルーツ酒

キウィフルーツ10個、氷砂糖500g、ホワイトリカー1.8リットル kiwi_1605837829

*キンカン酒

キンカン約1kg、氷砂糖100~200g、ホワイトリカー1.8リットル kinkan_1605837851

*フサスグリ酒(カシス酒)

フサスグリ約1kg、氷砂糖200g、ホワイトリカー1.8リットル fusasuguri_1605837871

*ブルーベリー酒

ブルーベリー約600g、氷砂糖500g、ホワイトリカー1.8リットル blueberries-2546157_1280_1605837893

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