餃子居酒屋「餃子のランボー」(名護市宮里)が4月10日、オープン5周年を迎えた。(やんばる経済新聞)
名護の居酒屋「餃子のランボー」店内
店主は那覇市出身の喜納隆太さん。店舗面積は約30坪。席数は、カウンター6席、テーブル席38席の計44席。映画「ランボー」の主人公をイメージして、喜納さんが赤い鉢巻を巻き、弾丸タスキを身に着けて接客するスタイルが特徴。 自家製ギョーザを看板に、中華料理や居酒屋メニューを提供する。
これまでの5年間について、「名護はテーマパークの開業などでこれから盛り上がる地域だと思い出店したが、コロナ禍と出店が重なり最初の3年間は地獄のようだった」と喜納さん。「販売窓口を増やそうとオープンから3年半後には無人販売店も出店したが、成果には結びつかず、崖っぷちだった。それでも店を開け続け、少しずつ常連や知り合いが増えていった。コロナのおかげでお尻に火がついた」と振り返る。今では、観光客や沖縄県外出身者の来店を過半数しながら、地元客やインバウンド客の来店もあるという。
看板メニューの「ランボー餃子」(480円)は、名護産の豚肉に、キャベツを多めに使った一口サイズのギョーザ。軽い食感で酒との相性を意識したという。ギョーザ1個にニンニクを1片入れた「ジャンボランボー餃子」(500円)は、厚めの皮にあんの味を変えて食べ応えあるようにしている。
このほか、人気メニューの「激辛麻婆豆腐」(880円)や、「ランボーチャーハン」(770円)、「ちゃんぽん」(900円)、「鶏の半身揚げ」(750円)など約55種類を用意する。ドリンク類は、ビール(550円)やサワー(500円)、焼酎・泡盛(480円~)など約60種類をそろえるほか、1分18円の飲み放題も用意する。
喜納さんは「店名は、県外の憧れの居酒屋から連想して先輩が付けてくれた。当初は『ランボー感』はなかったが、非日常を演出したいとこの格好になった。お客さまからも好評」と話す。「当店のギョーザの味をもっと広めていきたい。商品開発にも力を入れ、土産商品の開発やギョーザのサブスクもやってみたい」とも。
営業時間は17時~翌1時。