宇都宮市、親子に「木育」の絵本配布 森林資源への関心醸成へ

  • 2025年4月14日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 宇都宮市は4 月8日、1歳6カ月健診で配る「はじめてごはんセット」と共に「まほうのことば~森を大切にするおはなし~」の絵本の配布を始めた。(宇都宮経済新聞)

 はじめてごはんセット・げんきにごはんセット

 当初、親子に木の活用の大切さを伝える木育事業の一環として、初めて紙芝居「まほうのことば」を制作。2月から市内の約170の公立、民間保育施設へ順次配布。4月からは紙芝居を絵本のスタイルにして親子への配布を始めた。

 宇都宮市農林生産流通課の荻原一樹さんは「森にすむ動物の物語を通して,未来を担う子どもたちが森林の大切さを感じてくれたら。この紙芝居が『伐って、使って、植えて、育てる』という森林資源の循環利用への関心や、木材利用の促進の第一歩になれば」と期待を込める。

 紙芝居のデザインは、宇都宮メディア・アーツ専門学校ビジュアルデザイン科2年福田妃菜さんが手がけた。「はじめてごはんセット」に入っている県産ヒノキの絵合わせパズルにも、この絵本のキャラクターが描かれている。同課の東務さんは「手に触れて木の香りやぬくもりを感じながら、楽しく遊んでもらえたら」と話す。

 保育園施設には他に、県産ヒノキを用いた「ライトライン車両」「コロガリ坂」の2種類の木製玩具や、保護者向けの木育啓発パネルを配布。小学1年生の入学式に配布する「げんきにごはんセット」の「森林すごろく」はサイコロと駒に県産ヒノキを使っている。

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