名古屋コーチン料理専門店「名古屋コーチン一鳳(いちおう) なごや弌鳥(いっちょう)」(名古屋市中村区名駅3)が5月13日、名駅エリアにある「堀内ビル」地下1階にオープンする。(名駅経済新聞)
名古屋コーチンの「ねぎま」と特製みそだれの「弌鳥焼き」
1953(昭和28)年創業の鶏肉・鶏卵販売業「今津屋」がルーツの同店。2000(平成12)年に法人化し飲食店事業を始めた。全室個室の「名古屋コーチン一鳳」のほか、カジュアルラインの「弌鳥」などを出店し、現在名古屋に同店を含め7店舗、東京に3店舗を展開している。
店舗面積は42.84坪。席数、47席、個室8部屋。名古屋駅エリアへの出店は初めて。
使うのは朝締めの純系名古屋コーチンの雄。店舗で枝肉から部位ごとに切り分ける。同店を運営する「いま津」(熱田区)の今津邦博社長は「名古屋コーチンの特徴である弾力とこくの深さが雄の肉の方がよく出ている」と話す。
目玉メニューは、他店でも提供する「名物 炭焼き親子丼」(2,500円)。炭火で皮面を香ばしく焼き上げたもも肉を、コーチン卵2個を使う親子丼で、ディナータイムには肉・卵の分量を減らした「〆の炭焼き親子丼」(1,200円)も提供する。
「焼き鳥がメイン」(今津社長)というディナータイムの主なメニューは、特製のみそだれを使い、肉の間にタマネギを挟む「弌鳥焼き」、「ねぎま」(以上、495円)、「せせり」(385円)などの串物、さんしょう塩、八丁みそ、ゆずポン酢から味が選べる「手羽先唐揚」(418円)、ささみ霜降りや心臓などの部位の「造り盛り」(2,750円、要予約)、「コーチン特製味噌(みそ)鍋」(5,280円)など。
ランチメニューは親子丼のほか、「炭火串焼き」や「手羽先唐揚」にささみのサラダやごはん・みそ汁を付けたセットメニュー(3,500円~)、「コーチン焼き鳥重」(2,980円)などを用意する。
「観光で来る方に愛知の特産品の名古屋コーチンを食べてほしい。地元でも食べたことがない人もまだいると思う。愛知の誇りとして食べて知ってほしい」と今津社長。7月には東京・銀座に出店する予定で、「地鶏の王様の名古屋コーチンのおいしさを自分たちの手で県外に広めていきたい」と意気込む。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時~23時。