「チャグチャグ馬コてくてくツアー」今年も 馬にまつわるスポット巡って

  • 2025年5月13日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 盛岡市内中心部の馬にまつわるスポットや観光名所を徒歩で巡る「2025チャグチャグ馬コ(うまっこ)てくてくツアー」が6月14日に行われる。(盛岡経済新聞)

 毎年6月第2土曜に行われ、初夏の風物詩としても親しまれる伝統行事「チャグチャグ馬コ」の開催日に合わせ、同行事を深く知ってもらおうと毎年開催している同ツアー。「チャグチャグ馬コ」は滝沢市の鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社から盛岡市の盛岡八幡宮までの道のりを、農耕馬が華やかな装束をまとって行進する行事で、スタート地点の鬼越蒼前神社で馬の出発を見送った後、同ツアーに参加する「チャグ馬ファン」もいるという。

 ツアーを企画する盛岡観光コンベンション協会の佐々木健一さんは「桜の名所を巡るツアーは県内からの参加者が多いが、チャグチャグ馬コてくてくツアーは県外からの参加者が8割。私たちにとっては初夏の恒例行事でも、馬が主役の祭りは全国的に珍しいのだなと感じている」と話す。

 ツアーの案内役は市民ガイドの「盛岡ふるさとガイド」が担当。当日は盛岡駅東口の「滝の広場」を出発し、チャグチャグ馬コ用の馬具の製造や馬具製造の技術を生かした革製品の製造などを手がける「塩釜馬具店」、宮沢賢治がチャグチャグ馬コについて詠んだ短歌の歌碑がある「賢治の井戸清水」といった馬にまつわるスポットを見学する。その後、盛岡城跡公園を散策し、もりおか歴史文化館前広場で解散。解散後、参加者は馬を追いかけてゴールの盛岡八幡宮に行ったり、行進の列を外れて中津川沿いに係留される馬を見たりできる。

 佐々木さんは「岩手・盛岡は馬と人の暮らしが密接に関わってきた歴史がある。ツアーを通じて、チャグチャグ馬コがどんな行事なのか、なぜ馬が行進するのかといった行事の由来や歴史も知ってもらえればうれしい。ツアーを軸に、チャグチャグ馬コと盛岡を一日楽しんでほしい」と話す。

 11時30分出発、13時解散予定。参加費は中学生以上=1,000円、小学生以下無料。定員は15人。参加には事前の申し込みが必要。盛岡観光コンベンション協会のウェブサイトなどで受け付ける。申し込み受け付けは6月5日12時まで(定員に達し次第終了)。

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