熊本県立劇場で「0歳からのオーケストラ」公演 親子で楽しむ

  • 2025年4月24日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 「0歳からのオーケストラ」の公演が4月19日、熊本県立劇場(熊本市中央区大江2)で開催された。主催は、九州交響楽団、熊本県立劇場。(熊本経済新聞)

 当日の様子

 同楽団は1953(昭和28)年創立。プロのオーケストラが集まり、福岡県を中心に九州各地で年間約150回の演奏活動を行う。同楽団と同劇場は、熊本県内における芸術活動や地域文化の振興に寄与することを目的に、今年2月に包括連携協定を締結。協定締結後初めての公演となった。入場の年齢制限を設けず、演奏中の出入りも自由にし、小さい子どもからコンサートを楽しんでもらうことを目的に開いた。会場には子どもから大人まで約1500人の観客が集まった。

 モーツァルトの「歌劇『魔笛』序曲」「交響曲第40番より第1楽章」、チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形~花のワルツ~」などを披露。指揮は東京音楽大学を卒業し、さまざまな楽団と共演を重ねてきた喜古恵理香さんが務めた。

 公演前には、子どもに気軽に演奏を聞いてもらえるよう、ホワイエで演奏を行った。公演中に子どもが泣いたり立ち上がったりしても構わないと事前に伝えられたほか、会場内にミルクコーナーやおむつ交換台、授乳スペースも用意し、スタッフが会場内を見守った。演奏に合わせて手拍子するなど、観客それぞれが自由に鑑賞し、終始和やかな雰囲気でイベントを終えた。

 同劇場事業グループの井田智子さんは「熊本では、小さい子どもと一緒に楽しめる公演は少ないので、多くの人が集まってくれて良かった。九州交響楽団との連携を十分に生かしながら、今後も継続して実施していきたい」と意気込む。

 11月に第2弾の公演を予定する。

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