うどん店「武蔵野うどんざいごや三吉(さんきち)」(行田市谷郷、TEL 048-556-0876)が4月18日で1周年を迎えた。(熊谷経済新聞)
看板メニューの「肉汁うどん」
「親が作ってくれた冷や汁うどんの味が忘れられず、還暦を機に、やりたいことに挑戦しようと思った」という店主・池田陽一さんが開いたうどん店。行田で生まれ育ち、高校卒業後に家業の青果店を継いで約30年経営を続け、2021年からは休日に「本手打うどん庄司」(川島町)で約2年修業。2023年に青果店を閉め、念願だったうどん店を開いた。店舗面積は200坪。広々とした店内にテーブル10卓40席を設ける。
コシが強く硬い麺が特徴。池田さんは「武蔵野うどんならではの小麦色(あめ色)で、小麦本来の味と香りが高い全粒粉を使っている」と紹介する。埼玉県産の小麦粉と豚肉、元青果店の強みを生かして市場で仕入れる長ネギ、タマネギを使い、本枯れ節などでだしを取る。
メニューは、「肉汁うどん」(880円)、「きの子汁うどん」(850円)、「田舎汁うどん」(900円)、「坦々(たんたん)肉汁うどん」(980円)(以上、温かいつゆ)、「もりうどん」(600円)、「鬼おろしうどん」「ごま汁うどん」(以上850円)、「冷や汁うどん」(1,080円)(「ごま汁うどん」「冷や汁うどん」は5月~9月のみ)(以上,冷たいつゆ)。麺の量は通常400グラムで、小盛り(300グラム)=100円引き、中盛り(550グラム)=100円増し、大盛り(700グラム)=250円増し。
オープンから1年がたち、池田さんは「今までの経験が生きていると感じる。まだ研さんを積んでいきたい。常連が増え、お客さまから『おいしかった』『ありがとう』と喜んで声をかけてくれることが何よりうれしい」とほほ笑む。趣味は自転車という池田さんは、集めた古い旅行用自転車「ビンテージランドナー」を店内に飾る。「行田にはポタリングマップもあり、自転車で観光地を巡ることができる」とも。
営業時間は11時~15時(麺が売り切れ次第終了)。火曜・水曜定休。