金沢・東山に「金沢おみそしる倶楽部」 地元食材を使ったみそ汁提供

  • 2025年5月19日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 石川県の地場野菜を使った日替わりみそ汁を提供する「金沢おみそしる倶楽部」(金沢市東山2)が5月8日、ひがし茶屋街近くにオープンした。席数は約20席。(金沢経済新聞)

 東山にオープンした「金沢おみそしる倶楽部」

 みそ汁を主役にしたモーニングやランチの定食メニューを提供する同店。だしは北海道の利尻昆布と鹿児島県指宿の本枯れ節を使い、近くに店を構える創業約190年の「高木糀(こうじ)商店」(金沢市東山1)の米みそを合わせる。具材の野菜は地元農家から直接仕入れ、加賀野菜をはじめ、新キャベツ、新タマネギなど旬の食材を使う。具材がたっぷり入った「ぐだく」と、だしの味を味わってもらう「だし」の2種類のみそ汁を常時用意している。

 朝食メニューは「卵かけごはん定食」「大粒納豆定食」(以上1,350円)、「焼き魚定食」(1,650円)、「おにぎりセット」(1,350円)の4種類。昼食メニューは「おばんざい定食」(1,800円)、「塩糀からあげ定食」(1,800円)、「自家製西京焼定食」(1,950円)、「のどくろ一夜干し定食」(2,800円)の4種類を用意する。おかずには近江町市場などで仕入れた食材を使い、おにぎりの具にも「へしこ」など、金沢の郷土料理を取り入れる。

 店主の橋本佳奈さんは東京都出身。農業や食に関心を持ち、会社を辞めて一度熊本県に移住。熊本で、現在の店に近い業態のみそ汁店を間借りで営業していた経験を持つ。その後、転職がきっかけで訪れた金沢の街や文化にほれ込み、「ここでまた店を開きたい」と出店を決めたという。橋本さんは「金沢は発酵食も豊富で、日本の伝統文化が残るすてきな街。店の場所も、東山のメインストリートから外れた宇多須神社近くの落ち着いた静かな場所にある町家なので、リラックスして過ごしてほしい。食後に東山散策も楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は、朝食=7時30分~11時、昼食=11時~14時、カフェ=14時~15時。火曜と第2・第4水曜定休。

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