鳥取・安長のうどん店「河野製麺所」が1周年 直売所の買い物客に親しまれ

  • 2025年5月19日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 鳥取・安長の直売所「愛菜館」内のセルフうどん店「河野製麺所」(鳥取市安長)が5月9日で1周年を迎えた。(鳥取経済新聞)

 店頭に並ぶ天ぷら

 醸造所と共同で作ったオリジナルのだしと自家製麺を使ったうどん、自家農園で採れた野菜の天ぷらを提供する同店。愛菜館の買い物客を中心に親しまれている。

 店主の河野謙二さんは「愛菜館は午前中に来店するお客さまが多い。昼食の時間帯に開くうどん屋に来てもらえるか開店前は心配だったが、この辺りには買い物ついでに一人で立ち寄れる店が少なかったので喜ばれている。徐々に来店が増え、お客さまが投稿してくれたインスタグラムを見て県外からも来てもらえるようになった」と振り返る。

 うどんメニューは「かけ」(小420円、中480円、大620円)、「肉うどん」(同680円、同780円、同920円)、「ぶっかけ(温・冷)」「ざる」(以上、同440円、同530円、同680円)を用意。天ぷらメニューは 「いも天」(110円)、「とり天」(150円)、「かぼちゃ」(110円)などの定番や、季節野菜を用意する。そのほか、おでんの「大根」(80円)、「すじ串」(160円)、「おにぎり」(110円)も提供する。

 麺は店内の製麺機で作る。河野さんは「高齢のお客さまが多く、開店当初教えてもらった好みに合わせて試行錯誤し、細めでツルツルとした柔らかめの麺にたどり着いた」と話す。

 野菜の栽培は、空いている畑を持つ知り合いから声をかけてもらい始めたという。「虫対策には重曹や焼酎、ウイルス対策には納豆菌、たい肥は牛ふんを使っている。手がかかって大変だが、安心して食べられる」と河野さん。

 1周年を迎え河野さんは「1人で大変な時もあったが、楽しんでやってきた。総菜やうどん弁当、試作を重ねてきたラーメンの提供など、まだまだやりたいことがいっぱいある。1年ではできなかったことも、今後やっていければ」と意気込む。

 営業時間は11時30分~14時。水曜定休。

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