神楽坂に香水ブランド「エディット」 香りをテーマにしたバーも併設

  • 2025年4月16日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 バーを併設した香水ブランド「EDIT(h)(エディット)」のフラッグシップショップ(新宿区神楽坂3)が4月15日、神楽坂にオープンした。店舗面積は約15坪、6席のカウンターに加えてスタンディングスペースも設ける。経営はモリヤマ(千代田区)。(市ケ谷経済新聞)

 「EDIT(h)」の香水

 1905(明治38)年の創業の同社は、朱肉ブランド「日光印」などを展開してきた。エディットは、6代目の葛和建太郎さんが2018(平成30)年に立ち上げた事業ブランド。「印も香りも、自分らしさを刻むためのもの。朱肉の文化が持つ証明の精神を、香水という形で表現できたら面白いと思ったことが、ブランド誕生のきっかけ。朱肉には香り付けの工程もあることから、親和性も高いと考えた。今回は初めてバーを併設し、香りとお酒のペアリングを楽しむ体験にもフォーカスする」と葛和さん。

 店では一日を通して香水を販売すると同時に、夜は香りのイメージから着想を得たカクテルを提供するフレグランスバーとしても営業する。ブランドの代表的なフレグランス「ローズモヒート」をモチーフにしたカクテル(1,980円)のほか、バーテンダーが客の好みを聞きながら、店内の香水を連想させるオーダーメードカクテルを提案するという。

 「香水に興味はあっても、どう選んでいいか分からない人は多い。興味はなくても、バーをきっかけに関心を持ってもらえる可能性もある。ジャンルを横断しながら香水文化の魅力を伝え、スタッフとゆっくり対話しながら学べる空間としても、香りの敷居を下げられれば」と葛和さん。

 店は本多横丁に位置し、日本家屋の造りを生かした空間が特徴。葛和さんは「私自身も縁を感じる神楽坂の地で店を持てたことは感慨深い。周辺エリアは夕方以降の食文化の印象が強いが、ショッピングやカルチャーを楽しむ場所としても可能性があると感じる。この街と共に、新しい文化を育んでいきたい」とも。

 日本人調香師によって時間をかけて作られたという同ブランドの香水は、アジア由来の香料や落款印の形を元にしたボトルデザインなど、「伝統技術と現代の感覚を融合した」という。商品は、「オードパルファン」(2万2,000円)をはじめ、直営店限定の「ミニサイズフレグランス」(各6,710円)、同ブランドの香りから着想した紅茶のティーバッグ(各4,070円)など。フレグランスと紅茶のセット(各1万230円)も用意する。

 営業時間は13時~23時30分。月曜定休(バー営業=18時30分~、日曜・月曜定休)。

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