「本庄~早稲田100キロハイク」の開会式が5月24日、本庄のJA埼玉ひびきの本店(本庄市早稲田の杜1)の駐車場で行われた。(本庄経済新聞)
本庄のJA埼玉ひびきの本店をスタートする「本庄~早稲田100キロハイク」参加者
同市から早稲田大学(東京都新宿区)の大隈講堂まで約100キロの道のりを2日間かけて学生らが歩く同イベント。1959(昭和34)年設立の同大公認サークル「早稲田精神?揚(こうよう)会」の「アメリカ大陸徒歩横断隊」が1963(昭和38)年、アメリカ西海岸から東海岸へ徒歩で横断したことがきっかけで、同年、「第1回100キロハイク」を開催したのが始まり。今年で62回目となる。
開会式で、吉田信解本庄市長、粳田(うるた)平一郎同市議会議長、中秀幸JA埼玉ひびきの常務理事のあいさつに続き、100キロハイク実行委員会の中村陽光(はるひ)実行委員長らは「学生注目」「花の花の花の」「以後、お見知りおきを」などというフレーズを使いながら自己紹介した。「お前らに一つ言いたいことがある」に対して、学生らが「何だ」と言う伝統の掛け合いの一幕も。代表学生による選手宣誓では「今年、コロナ後で最多の800人が出場する」などと話した後、「(目標は)全員で完歩して、閉会式で最高の思い出になる(早大応援歌の)『紺碧(こんぺき)の空』をお前らと歌うことだ。お前らの早稲田精神を見せつけてくれ。以上」という独特の言い回しで参加者を鼓舞した。
「ゼッケンネーム大賞」受賞者には、本庄市長賞として同市マスコット「はにぽん」グッズなどを贈呈。同イベント恒例の「縛(しば)りプレー」では、4つの「縛り」が登場。「風紀委員縛り」として登壇した4人の女子学生らが「完歩まで気を引き締めなさい」と話すと、笑いが起こった。
中村実行委員長からの諸注意の後、同大応援歌と校歌を全員で合唱し、「フレー、フレー、100ハイ」「フレー、フレー、早稲田」で互いにエールを送り、参加者同士で健闘を誓い合った。
参加者は9時すぎに同所をスタート。同店駐車場から男堀川沿いに進み、国道254号線、国道140号線を経由して、最初の休憩所となる寄居中学校(寄居町桜沢)に向かった。参加者は24日・25日の2日間をかけてゴールを目指す。