彦根の美容室「ルーサ」、自家栽培ハーブを使った化粧水発売

  • 2025年4月28日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 彦根の美容室「Lusa Natural Hair & Beauty Studio(ルーサ・ナチュラル・ヘア・アンド・ビューティースタジオ)」(彦根市芹町)が4月26日、自家栽培のハーブを使ったスキンケアローションを発売した。(彦根経済新聞)

 Lusa Botanicsオーガニックスキンケアローション

 花しょうぶ通りの伝統建物保存地区の古民家を改装した同店。カラーリングやスキンケアにはヘナやインディゴなどの植物やハーブを中心に使い、頭皮や肌のケアを行っている。

 店主の岡川千尋さんは彦根市出身。大学卒業後、外資系化粧品会社に勤務した後、渡英。イギリスで美容師免許を取得し、現地の美容室で働いた経歴を持つ。夫のフィリップ・クフーンさんと帰国後、日本でも美容師免許を取得した。2018(平成30)年に同店をオープン。2021年からは、フィリップさんが、田んぼ1反ほどのハーブ園でハーブ栽培を始めた。同店で髪の手入れに使うほか、自家製オリジナルブレンドのハーブティーを販売している。

 今回、フィリップさんが栽培する彦根産ハーブ13種類を使いローションを開発した。開発のきっかけについて、岡川さんは「自然の力で優しくケアできる製品を作りたいと構想していた」と話す。商品は約半年の開発期間を経て完成。顔だけでなく全身に使えるという。

 ローションは、ホーリーバジル(トゥルシー)の蒸留水に、ローズマリー、ヨモギ、エキナセアなど9種類のハーブから抽出したエキスを配合し、カレンデュラを中心とした7種類のハーブを漬け込んだオレンジ色のオイルが浮かぶ2層式。ユズやローズゼラニウムなどのハーブの爽やかな香りが特徴だという。オイルと蒸留水が混ざるようによく振ってから肌に直接スプレーして使う。

 岡川さんは「オイルと水分のバランスを調整するのに苦労した」と振り返る。「体や地球に優しいものを作り、健康に貢献したい。ローションを通して自然の恵みを感じてもらえれば」とも。

 価格は4,900円。店頭販売のほか、ウェブサイトでも扱う。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2025 みんなの経済新聞ネットワーク All Rights Reserved.