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「武蔵野の森公園」で歴史を訪ねる講座 開園25周年記念で

  • 2025年5月29日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 都立武蔵野の森公園(府中市・調布市・三鷹市)が6月6日、開園25周年を記念して「緑と水の市民カレッジ 武蔵野の森公園の歴史を訪ねる」を開催する。(調布経済新聞)

 手前は戦闘機「飛燕」のブロンズ像、奥は「掩体壕」(入口を閉鎖後にイメージ絵)

 2000(平成12)年4月1日に開園した同園は調布飛行場を挟んで北地区と南地区に分かれ、サッカー場(兼ラグビー場)、テニスコート、野球場(兼ソフトボール場)など多数のスポーツ施設がある。38万5000平方メートルの広い敷地には、調布飛行場を一望できる「展望の丘」、都道府県から寄贈された石に触れられる「ふるさとの丘」、針葉樹(コニファー)を観賞できる「花とコニファー園」があり、散策する市民の憩いの場になっている。

 同地区は1941(昭和16)年、「東京調布飛行場」として開設。陸軍や米軍の管理を経て、1974(昭和49)年に全面返還され、調布基地跡地利用計画に基づき公園として整備された。園内や周辺には現在も、軍用機を敵の攻撃から守る掩体壕(えんたいごう)などの戦争遺跡が点在している。

 講座では「調布飛行場の掩体壕を保存する会」参与の林光利さんを講師に招き、同園サービスセンター長の三浦啓彰さんと共に公園の歴史を振り返る。林さんは「終戦80年を迎える今年、開園から四半世紀にわたる歩みをたどりながら『自分たちが暮らす場所に刻まれた戦争の歴史』を身近に感じていただき、次世代に伝える機会になれば」と話す。

 会場のサービスセンターには「旧陸軍一〇〇式輸送機のプロペラ」を展示しているほか、未就学児と保護者が遊べる屋内施設「のびのび親子館」も併設。広い敷地は災害時の避難場所や大規模救出・救助活動拠点候補としても利用され、多角的に活用されている。東京2020オリンピック・パラリンピックの自転車競技ロードレースのスタート地点としてレガシーになり、今年も7月13日に国際自転車ロードレース「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」が開催される。

 開催時間は見学を含め13時30分~15時30分。参加費は1,580円。参加者に「開園25周年記念品オリジナル一筆箋」を進呈する。申し込みは、緑と水の市民カレッジ事務局(TEL 03-5532-1306)で受け付ける。

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