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姫路・花田町に和菓子店「アタリや」 アンテナショップも併設

  • 2025年5月30日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 和菓子専門店「発酵あんこのおやつ アタリや」(姫路市花田町小川、TEL 090-4451-3021)がオープンして3カ月がたった。(姫路経済新聞)

 戦前の建築という日本家屋を改装した同店

 戦前の建築という日本家屋を改装した同店。カフェスペースにはちゃぶ台と座布団を設置し、来店客は土間で靴を脱いで上がるスタイルを採用。ふすまや建具などは当時の趣を残している。

 以前はオンラインショップと製造直売所での販売が中心だったが、手狭になったことを受け、店主の松森栄次さんが偶然見つけた古民家に移転。カフェを併設した形態へとリニューアルした。松森さんは工務店も営んでおり、建物の保存状態の良さに引かれたという。

 メニューは、「どらやきと生ようかんセット」「わらびもちあんこ添え」(以上594円)、「生ようかん4種盛り」(540円)、「自家製あんみつ」(660円)など和菓子を中心に展開する。

 ドリンクメニューは、福岡県産の八女茶を使った「煎茶」「薬膳茶(菊茶)」(以上550円)、「トロピカルスムージー」「ベリースムージー」(以上560円)、「コーヒー」「ほうじ茶」「さんぴん茶」(以上495円)などを用意する。6月1日からは、かき氷(825円)の販売を始める。

 看板商品の「発酵あんこ」は、小豆に米こうじを加え、低温で発酵させた独自製法の「麹餡(こうじあん)」を使う。砂糖を控えた自然な甘みが特徴で、「あんこ作りに使う砂糖の量に驚き、調べるうちに発酵あんこの存在を知った」と松森さん。

 併設するアンテナショップでは、持ち帰り用の和菓子のほか、昭和レトロな生活雑貨なども販売する。松森さんは「お子さま連れの方や甘いものを控えたい方にも気軽に立ち寄ってほしい」と来店を呼びかける。

 営業時間は10時~17時。水曜・第3木曜定休。

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