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第10回 マタニティとママのための骨盤調整ヨガ—Self Adjustment

  • 2011年11月24日

マタニティとママのための骨盤調整ヨガ  マタニティヨガの効果は、妊娠中、出産、産後の女性のカラダを健やかに保つために役立ちます。妊娠するとホルモンバランスの変化、出産への不安などにより、精神的なバランスを崩す方も少なくありません。つわりや、むくみ、腰痛などを解消するためにも、ヨガはとても効果的です。
 また産後も、出産や授乳によってホルモンバランスが変化するため、ちょっとしたことで気分が落ち込みやすくなります。さらに、夜中の授乳や夜泣きで十分に睡眠がとれなかったり、自分の時間がない!など、ママはストレスが溜まりやすい状態に…。心とカラダのバランスを整え、健やかなマタニティライフを過ごすためのヨガをご紹介します。


骨盤調整ヨガで目指せ すこやかキレイママ!

骨盤調整ヨガ  産後の骨盤のゆがみや開き、尿漏れや膣のゆるみ、体型の崩れを心配するママは少なくありません。妊娠中期〜後期になると、赤ちゃんがスムーズに産まれる準備のために骨盤底筋群がゆるむようになり、骨盤が開きやすくなります。
 昔から「産後の肥立ちがよいと、舅がほれるほど美しくなる」と言われるほど、産後のカラダのケアは大切です。産後、適切な時期に必要なケアを行うことで、スタイルを良くするだけでなく、ホルモンバランスを整え、母乳の出をよくする効果も期待できます。
 妊娠するって本当にすごいことなんです。
 私たち女性の身体には、命を生み出すという素晴らしい可能性を秘めたメカニズムがあります。女性の身体に起こる神秘的な営みは、月や海の満ち欠けのリズムと呼応しています。
 赤ちゃんが十月十日お母さんのおなかの中で育まれるあいだ、胎内を満たす羊水は、太古の海水の成分とほぼ同じといわれています。そういった女性の身体のリズムを自然・宇宙のリズム—月のリズムと沿うように暮らすことを意識するだけで、私たちの身体のリズムも正常に整ってくるでしょう。


妊婦さんはエスパー!?

妊婦さんはエスパー!? 妊娠中に健やかなマタニティライフを楽しむために、お母さん本人と、周りの人にいくつかお願いがあります。それは、1.ネガティブなことをいわない 2. 積極的に身体をつかう(医師の診断のもと) 3. 妊婦さんはエスパーだと思って接する ということです。
 心理学者S・グロフ博士は「妊娠中の母親のネガティブな感情は、臍を通じて胎児に伝わる」とおっしゃっています。また、現代の妊婦さんはあまりに大事にされすぎて、身体を十分に使わず妊娠期間を過ごすので、人生でいちばんと言っていいほど身体を意識し、身体を使って行う「お産」を存分に楽しめないのではないかと感じます。
 3つ目の「エスパーだと思え」というのは、妊娠中は自分とお腹の中の新しい命を守るため動物的に本能的に、五官が冴えわたるのを私も感じました。例えば、ご夫婦の会話においても普段なら気にしないようなことに気がついたり、「直感」みたいなものが働いたりします。妊娠中「つわり」が起こるのも、いろいろな見解がありますが、やはり本質的には「身体に害になるもの」を遠ざけようとするはたらきです。そんな妊婦さんは、特に「気」の変調が起こりやすいといえます。


妊娠中は「足湯」を!

妊娠中は「足湯」を

 健やかなマタニティライフを過ごすためには、まず「足湯」をしてください。妊娠中は特に「足首」「かかと」そして、「首」「腰〜おなか」 を冷やさないようにしてください。
 妊娠中はとくに「冷え」から、からだを守ることが大切。100 円ショップなどでも売っているような容器に、自然塩をひとつまみ入れて40 〜 42℃くらいのお湯をはってください。10 〜 15 分位、足首から下を浸して温めれば、からだも芯からポカポカです。
 ちなみにふくらはぎまで温められる足湯専用バケツ(1000 円位)もあります。私も、からだの疲れが抜けないときは、ひざ下までの足湯に好きなアロマオイルを垂らして癒しの時間を過ごしています。ただ、お湯の量が多いとおなかの大きな妊婦さんには運ぶのが大変なので、足首までで十分です。ご家族が手伝ってくれたら、なお良いですね。
 以前マタニティから出産の立会いまでをサポートさせていただいたご夫婦には、足湯のときに行うセルフマッサージを伝授しました。妊娠中のケアから旦那様が積極的にサポートしてくださっている姿には、本当に心打たれました。
 マタニティではない方にも、もちろん効果がありますので、ぜひお試しください。

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