パスタと冷製パスタ痩せるメニューはどっち? / (C)ここ/KADOKAWA
ダイエットを阻む原因は、忙しさだった!?
ダイエット成功の鉄則は規則正しい生活であるとわかっていても、忙しいとそのリズムが崩れがち。そんなお悩みを解決してくれるのは、数々のダイエットを試すもリバウンドを繰り返してきた経験を持つここさんです。
現在パーソナルジムを経営しているここさんが教えてくれるのは、食事や運動の「ここだけやればOK」というポイント。ダイエット中に選ぶべき食材や、やるべき運動方法を伝授してくれます。ぜひ、参考にしてみてください!
※本記事はここ著の書籍『食事も運動も、パッと見だけでさくっとわかる! 忙しくても絶対痩せる!直感ダイエット』から一部抜粋・編集しました。
どっちが正解?
Q パスタと冷製パスタ、痩せるメニューはどっち?
ダイエット中でもどうしてもパスタが食べたくなったら…?
カルボナーラとトマト味のパスタなら、明らかにトマト味がヘルシーなのは想像がつくもの。では、同じトマト味で、温度が違う2択の場合はどうでしょうか? 「パスタと冷製パスタって、同じパスタなのにダイエット向きかどうか違いがあるの?」と思った方も多いはず。でも実は結構違うんです!
■冷製パスタ
冷製のほうが油が少なそう!
冷製パスタ / (C)ここ/KADOKAWA
■パスタ
具材やソースを工夫したらこっち?
パスタ / (C)ここ/KADOKAWA
ここ’s advice
なんと同じ食材でも温かいものと冷たいものでは痩せやすさが変わるんです!
こっちが正解
A 冷製パスタのほうが脂肪燃焼効果が期待できます!
「え?冷たいだけでダイエット向きになるの?」とびっくりした人も多いと思います。冷製パスタのほうがダイエット向きな理由のひとつに、「レジスタントスターチ」が関係しています。「レジスタントスターチ」とは、体内で消化されにくいでんぷんの一種で、腸内で食物繊維のように働きます。
つまり、「レジスタントスターチ」によって消化が遅くなるぶん、満腹感を持続させたり腸内環境を整えたりして、脂肪が蓄積されにくくなったり、体内で吸収されるカロリーが少なくなって、結果的に痩せやすい体になれるのです。この「レジスタントスターチ」は、冷やしたご飯・パスタ・じゃがいも、完熟していないバナナ、全粒穀物や雑穀などに多く含まれています。
さらに、この栄養素は一度冷えたら温め直しても減らないことがわかっているので、例えばコンビニのおにぎりやパスタなどからは、温かい状態でも「レジスタントスターチ」の恩恵を受けることができます。コンビニではおにぎり、パスタ、ポテトサラダ、バナナ、焼き芋などをチョイスするのがオススメですよ。
パスタの味付けについて補足すると、トマト系のソースは低脂肪でヘルシーなことが多く、オリーブオイルには少量なら満足感をアップさせる効果も期待できます。具材に関しては、鶏むね肉やシーフードなどのタンパク質が豊富なものだと栄養バランスが良くなります。ダイエット中はソースや具材なども意識して食事をしてください!
■レジスタントスターチが多く含まれている食材
・冷やご飯(スーパー・コンビニ弁当のご飯)
・冷やしたオートミール
・コンビニのパスタ
・トウモロコシ(加熱して冷却後のもの)
・未熟のバナナ(熟れすぎていないもの)
・冷やしたさつまいも
・じゃがいもの冷製スープや肉じゃが
→肉じゃがは一度冷やしたものや作り置きに限る
一度冷やした後に温め直しても大丈夫!冷やすことでできたレジスタントスターチは、温め直してもそのまま残ります。この現象は「でんぷんの再結晶化(レトログラデーション)」と呼ばれるもので、一度冷やした際に消化されにくい形に変わるため、再加熱してもその性質が変わらないのです。
※本記事では著者の過去の経験から、ダイエットに役立つであろう知識を紹介しています。
※カロリーや栄養素の質量はあくまでも一例です。製品によっては当てはまらない場合がある点、ご了承ください。また、持病のある方にとっては不向きであったり、オススメできなかったりする場合があります。医師や管理栄養士などの専門家に相談の上、実践してください。
著=ここ/『食事も運動も、パッと見だけでさくっとわかる! 忙しくても絶対痩せる!直感ダイエット』