お出かけのときのお守り代わり!外出時の災害に備える「防災ポーチ」とその中身 / 撮影/misa
防災グッズの自宅での備えは万全でも、外出中に災害に見舞われる可能性も。そんなとき、お守り代わりになるのが、防災士で整理収納アドバイザーのmisaさんが提案する防災ポーチ。少し遠出をするときに必ず持ち歩くのをおすすめします。
misaさん / 撮影/misa
教えてくれたのは…
▷misaさん
整理収納アドバイザー、防災士。夫と2人の息子との4人暮らし。2018年の大阪府北部地震で被災したことをきっかけに防災に目覚め、暮らしになじんで無理なく続く防災アイディアを、インスタグラムやYouTubeなどで発信。著書に『おうち防災アイデア』(オレンジページ)などがある。
ポーチの中身
防災ポーチの中身 / 撮影/misa
● 非常用トイレ
● 防臭袋2枚
● LEDミニライト
● ホイッスル
● アルミブランケット
● ヘアゴム
● ウェットティッシュ
● 連絡先一覧表
● 小銭
● ばんそうこう
● 生理用品
● 常備薬
ふだんから持ち歩きたくなるような、かわいいポーチに入れるのがmisaさん流。
「重すぎると持ち歩くのが苦になるので、中身を入れたときの重さは300g以内に。アルミブランケットは軽くてコンパクトながら、寒さ対策になります。ヘアゴムは袋の口を縛ったり、止血用のひも代わりにしたりと、いろいろ使えて便利!」
車にも1つ用意しておくと安心!
車にも1つ用意しておくと安心! / 撮影/misa
長距離を車で移動するときは、一次避難用リュックを積むのもおすすめ。
「それだと荷物が増えて嫌な人は防災ポーチと、車用に簡易トイレ、レインコート、ライト、ホイッスル、小銭などを。保存水や長期保存食は、高温になりがちな車の中でも保存できるものに」
小さい子ども用に最低限使えるものをまとめて
小さい子ども用に最低限使えるものをまとめて / 撮影/misa
軽くて小さなサコッシュでも、充分備えになります。
「中身は子ども自身が理解して使いこなせるものだけ。わが家では、父と母の電話番号、好きなあめ、ペン、ばんそうこう、マスク、ハンカチ、ホイッスル、ミニライト、百円玉と十円玉などを入れています」
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普段持ち歩くバックや車の中に防災グッズが備えてあると安心ですね。実際被災した経験を持つmisaさんだからこその視点です。災害時以外にも便利なので準備したいと思いました。
撮影/misa
文=徳永陽子