「防災グッズ」は収納場所もポイント!最低限備えておきたいグッズリスト

  • 2025年3月5日
  • レタスクラブニュース
サッと取り出せる収納場所がポイント!最低限これだけあれば安心「防災グッズリスト」
サッと取り出せる収納場所がポイント!最低限これだけあれば安心「防災グッズリスト」 / 撮影/misa

地震や豪雨など、いつ身近で災害が起こるか分からない今、防災グッズの備えは欠かせないもの。とはいえ、ふだんは奥にしまい込んでいたり、サッと取り出せるところだと見た目がよくなかったり…。そんなお悩みを解決し、いざというときにも役立つ備え方を、防災のプロに教えてもらいました!

misaさん
misaさん / 撮影/misa

教えてくれたのは…
▷misaさん
整理収納アドバイザー、防災士。夫と2人の息子との4人暮らし。2018年の大阪府北部地震で被災したことをきっかけに防災に目覚め、暮らしになじんで無理なく続く防災アイディアを、インスタグラムやYouTubeなどで発信。著書に『おうち防災アイデア』(オレンジページ)などがある。

完璧な備えを目指すより暮らしになじませて無理なく続けよう


大阪府北部地震を経験した、整理収納アドバイザーのmisaさん。以来、暮らしの中で無理なく続けられる防災の在り方を考えているといいます。
使いながら備える!
使いながら備える! / 撮影/misa

「防災グッズは必要ですが欲しいものではないので、適当に選んでしまいがち。でもどうせお金を使うのなら、ふだんも使いたくなるような便利な機能や、自分好みのデザインなど、こだわって選ぶのがおすすめです。また防災グッズは買って終わりではなく、続けて備えていくことが大事。いつも使っているものと区別せず、使う場所に収納すればOK。それだけで自然と暮らしになじみ、無理なく続けられます。あとは、一次避難の際に必要なものを、リュックにまとめて一緒に備えておくこと。どんな災害においても、"完璧な備え"は難しいものです。今の暮らしの中で、自分ができる範囲で備えていきましょう」
使う場所に収納する!
使う場所に収納する! / 撮影/misa

日々意識づけして続ける!
日々意識づけして続ける! / 撮影/misa


最低限備えておきたい 本当に役立つ!防災グッズリスト

被災経験を生かし、misaさんが「最低限これだけあれば安心!」と感じる、防災グッズをピックアップ! 自分の今の備えと照らし合わせて、チェックしてみて。
■備えるものと収納場所
備えるものと収納場所チェックリスト
備えるものと収納場所チェックリスト

□【水】飲料水(2L×家族の3日分、飲み切りサイズ×2ケース分)⇒押し入れ、キッチン

□【火】カセットこんろ、カセットガス(10〜12本)⇒廊下収納

□【電気】モバイルバッテリー、ポータブル電源、電池⇒バッグの中、廊下収納

□ 食料⇒キッチン、廊下収納

□ 袋類(ポリ袋、ゴミ袋など)⇒キッチン、トイレ

□ 簡易トイレ⇒トイレ

□ 一次避難用リュック⇒廊下収納
・水(310ml×4本) ・長期保存できるパン ・小銭
・大判タオル ・LED ・ライト ・モバイルバッテリー
・携帯トイレ ・ゴミ袋 ・ポリ袋 ・軍手 ・連絡先一覧
・夏は冷却パック ・冬はカイロ ・アルミブランケット
・衛生セット(ばんそうこう、マスク、口くうケア用品、除菌シート、ウェットティッシュ、ミニ石けん、綿棒)
・文具セット( ボールペン、油性ペン、養生テープ、タックシール、はさみ)

□ ラジオ、イヤホン⇒廊下収納

□ 懐中電灯、ヘッドライト、ヘルメット⇒廊下収納

□ 小銭⇒リビング

□ 防災ポーチ⇒バッグの中

「重ねるハザードマップ」で自分の住む町の災害リスクを知り、わが家に合った備えをプラスして!

『重ねるハザードマップ』は住所で検索できるので、自宅や学校、職場などの災害リスクを確認しておきましょう
『重ねるハザードマップ』は住所で検索できるので、自宅や学校、職場などの災害リスクを確認しておきましょう / 出典/ハザードマップポータルサイト

上記と併せて、わが家の災害リスクに対応できるグッズを備えておくとより安心。

『重ねるハザードマップ』は住所で検索できるので、自宅や学校、職場などの災害リスクを確認しておきましょう。どんな災害のときに避難が必要なのかが分かり、例えば浸水リスクがある場合は防水仕様のグッズを選ぶなど、備蓄を考えるうえでも役立ちます」

* * *

せっかく準備していたのに、いざというときに「あれ、どこにしまったっけ?」となってしまっては、本末転倒ですね。自宅の収納場所と照らし合わせてチェックしてみてください。

撮影/misa

文=徳永陽子

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