【防災の超図鑑】災害で起こる「避難所での犯罪」。身を守るための対策を知ろう

  • 2025年3月15日
  • レタスクラブニュース
貴重品を肌身離さず持つ
貴重品を肌身離さず持つ / (C)荒木 健太郎/KADOKAWA



子どもはもちろん、大人も手に取って「その時」に備えたい。
正しい知識によってさらに防災意識を高める!

近年の日本は毎年のように「異常気象」と言われ、豪雨や台風、大雪による災害が頻発しているうえ、猛暑も災害級と称されるまでに。さらには2024年の能登半島地震につづき、南海トラフ地震、首都直下地震、富士山の噴火など今後大きな災害が起こることも想定されています。

そんな現象を、気象学者の荒木健太郎氏が科学的かつわかりやすく説明! 正しい知識を身につけたうえでどう対応したら良いのかがしっかりわかるので、いざというときの心構えに役立ちます。

※本記事は荒木 健太郎著の書籍『すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑』から一部抜粋・編集しました。





避難所での犯罪から身を守ろう

過去の災害では、避難所で盗難や性犯罪などが起こっています。避難所での犯罪から身を守る方法について考えます。

まず財布やカード、スマホも含めて、貴重品を常に持ち歩くことが盗難の防止になります。そして、何かあったときに周囲に助けを求められるように、防犯ブザーや笛を持ち歩きましょう。日中でも子どもだけでの外出は危ないこともあるので、大人と一緒に複数人で行動を。人の目の届かない死角になる場所は避けましょう。

避難所での犯罪は子どもや女性だけが考えないといけない問題ではなく、安全・安心な避難所生活のために老若男女で向き合う問題です。困ったことは抱え込まずに周囲や運営に相談し、みんなで解決を。また、トイレの場所を男女で離したり入口に自動点灯の明かりをつけたりするなど運営に相談を。

避難所運営に女性が関わると、女性の安全が保たれやすいことがわかっています。避難所での犯罪が起こらないように、みんなで安全な状況をつくりましょう。

■防災の豆知識
信頼関係の築けていない人とのスキンシップは、善意であっても不快・不安に感じさせてしまう場合があります。とくに乳幼児や異性とのふれあいは注意。非常時だからこそ、相手がどう思うかを想像して配慮のある行動を。

犯罪が起こらないようにするために

貴重品を肌身離さず持つ
貴重品を肌身離さず持つ / (C)荒木 健太郎/KADOKAWA

貴重品を肌身離さず持つ
財布やカードだけでなく、スマホなども持ち歩こう。

暗くなったら外出しない
暗くなったら外出しない / (C)荒木 健太郎/KADOKAWA

暗くなったら外出しない
暗い場所は犯罪に巻き込まれやすいので、夜は居住スペースにいよう。

死角になる場所は警戒
死角になる場所は警戒 / (C)荒木 健太郎/KADOKAWA

死角になる場所は警戒
人の目が届かないところにはなるべく近づかないようにしよう。

トイレの場所や明かりの工夫
トイレの場所や明かりの工夫 / (C)荒木 健太郎/KADOKAWA

トイレの場所や明かりの工夫
男女のトイレをできるだけ離す、入り口に自動点灯の明かりをつけるなど。

防犯ブザーを持ち歩く
防犯ブザーを持ち歩く / (C)荒木 健太郎/KADOKAWA

防犯ブザーを持ち歩く
老若男女問わず、外出時は防犯ブザーや笛などを携帯。
※過去には男性が性犯罪にあうケースも

日中でも大人と複数人で行動
日中でも大人と複数人で行動 / (C)荒木 健太郎/KADOKAWA

日中でも大人と複数人で行動
子どもだけだと危ないことも。大人と一緒に行動しよう。

困ったことは我慢せず相談する
困ったことは我慢せず相談する / (C)荒木 健太郎/KADOKAWA

困ったことは我慢せず相談する
ひとりで抱え込まずに、大人や運営スタッフに伝えよう。

女性も避難所の運営に関わる
女性も避難所の運営に関わる / (C)荒木 健太郎/KADOKAWA

女性も避難所の運営に関わる
女性の安全が保たれやすくなることがわかっているので、積極的に女性も参加を。

防犯アプリ
防犯アプリ / (C)荒木 健太郎/KADOKAWA

※防犯ブザーや痴漢撃退の機能がある防犯アプリもおすすめ!
※自分の身を自分で守るだけでなく、そもそも犯罪が起こらないような避難所になるようにみんなで相談しよう
※被害にあいそうになったら、迷わず相談窓口や自治体、警察へ連絡!



著=荒木 健太郎/『すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑』







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