「まごわやさしい」 / イラスト/Natsuki
Instagramでダイエットに関する情報を発信し、多くのフォロワーさんから支持されている、にーよんさん。5人のお子さんを育てながら1年間で20kgもの減量を成功させ、説得力があり、ポジティブで楽しいアドバイスが大人気です。
にーよんさんがダイエットをする上で、大切にしているのは、やっぱり「食事」。でも、ダイエットにありがちな「我慢」は禁物です!
にーよん式ダイエットは、栄養バランスを重視 / 撮影/難波雄史
「食べない系のダイエットは、骨や筋肉が衰えて老け見えにつながります。
にーよん式ダイエットは、カロリーよりも、何をどれくらい食べるかの『バランス』を重視! 献立の中で、ご飯(米)、たんぱく質、野菜のどれが欠けてもダメなんです。
1食当たりの適量の目安は、ご飯100g(体格に応じて+50g)、肉や魚などのたんぱく質は握り拳大。野菜はその倍量を食べるのが理想です。
たんぱく質は、筋肉をキープして脂肪を燃やす体をつくるのに欠かせません。また、例えるならば、ご飯(炭水化物)は車で、野菜はアクセル。これらが揃ってこそ、脂肪が燃えるスピードが加速しますよ。
さらに、<体にとってコスパがいい食材>を選ぶことも大切! 私がいつも取り入れるようにしているのは、健康によいと言われる『まごわやさしい』食材です」(にーよんさん)
人気ダイエッターの、にーよんさん / 撮影/臼田洋一郎
教えてくれたのは…
にーよんさん
4男1女のダイエット母さん。27歳から妊娠、出産を5度経て20kg増。おなかの脂肪を荷物と間違われ、銀行ATMでエラーが出るという衝撃の日から始めたダイエット。脂肪をちぎり捨てることに成功。Instagramフォロワー数は約19万人(2024年12月現在)。現在も奮闘しながらスタイルをキープ中。著書『ダイエット母さん、20kgの脂肪をちぎり捨ててみた。マネするだけ5日間痩せプログラム』(KADOKAWA)などが好評発売中!Instagram @sango_diet24
ダイエット成功の秘密「まごわやさしい」 / イラスト/Natsuki
「まごわやさしい」とは、健康的な和の食材の頭文字を覚えやすく語呂合わせした言葉。
・ま(豆):大豆、枝豆などの豆類、豆腐や豆乳などの大豆加工品など
・ご(ごま、ナッツ)
・わ(わかめ、海藻)
・や(野菜):緑黄色野菜、旬の野菜や果物
・さ(魚):えび、いか、小魚、さば缶詰、ツナ缶詰など
・し(しいたけ、きのこ)
・い(いも):さつまいも、じゃがいものなどのほか、ごぼうなどの根菜類
そして、「こめ」を足して「まごわやさしいこ」とも言われます。
このラインナップを意識して食事に取り入れ、「副菜」をたくさん食べるのがにーよん式。
「まごわやさしい」を意識して、副菜をたくさん食べるのがにーよん式 / レシピ考案/新谷友里江 撮影/難波雄史 監修/にーよん
副菜といっても、全部、頑張って料理しなければいけないわけではありません。
納豆や豆腐、めかぶ、もずくなどをはじめ、緑黄色野菜にも、ほぼそのまま食べられるものがたくさんあります。私、ライターSは、ミニトマト、スプラウト・豆苗、ベビーリーフ、水菜、パプリカなどの<下ごしらえなし緑黄色野菜>をヘビロテ中。いもなら、長いもが生で食べられて便利です。
ナッツは、食塩不使用のロースト済みを何種類かストックして、サラダや肉料理、スープのトッピングに役立てています。魚は、水煮缶詰や小魚なら、手間なしで骨ごとそのまま食べられて、カルシウム補給にも◎!
きのこは火を通す必要がありますが、下ごしらえいらずで調理でき、なんといってもお手頃なので、副菜作りに欠かせません。
「これを買っておけば安心!」という味方をたくさん覚えておくと、ダイエットのモチベーションが上がります。これからは、スーパーに行く時に「まごわやさしい」を頭に入れて出かけましょう♪
撮影/臼田洋一郎(にーよんさん)、難波雄史 料理/新谷友里江 スタイリング/阿部まゆこ イラスト/Natsuki
編集・文/singt