お得な価格とそのボリューム感で、キッチンの常備率が高いじゃがいも。人気料理研究家・Mizukiさんは、そんなじゃがいもの今どきレシピを数多く提案しています。今回は、おかずの定番・肉じゃがと、ブランチの定番・ガレットを、Mizukiさん流に大変身させちゃいました!
▶教えてくれたのは…
Mizukiさん
料理研究家。「簡単・時短・節約」「普通のおかずを華やかに」がコンセプト。身近な食材で失敗なく作れるレシピが評判を呼び、雑誌、テレビ、WEBメディアなど、さまざまなジャンルで活躍中。『レタスクラブ』では「Mizukiのコスパ最高!おかず」を連載中。
マッシュ肉じゃが
これぞ、新感覚肉じゃが!なめらかポテトに甘辛味がしみて◎
【材料】(2人分)*1人分360kcal/塩分2.9g
・じゃがいも・・・ 2個(約300g)
・牛こま切れ肉・・・ 150g
・玉ねぎ・・・ 1/2個
■A
└しょうゆ、酒 ・・・各大さじ2
└砂糖、みりん、水・・・ 各大さじ1
塩 こしょう
【作り方】
1. じゃがいもは2~3cm角に切る。玉ねぎは縦薄切りにする。
2. 耐熱ボウルにじゃがいもを入れ、ラップをかけて6分レンチン(600W)する。熱いうちにマッシャーなどでざっくりと潰して塩、こしょう各少々をふり、器に盛る。
3. フライパンにAを入れて中火にかけ、煮立ったら牛肉、玉ねぎを入れてほぐしながら煮る。肉に火が通ったら煮汁ごと2にのせる。
Mizuki’s Point
しっかり味の牛肉を煮汁ごとかければ、煮込まずに味しみ肉じゃがに!
ポテ玉ガレット
小さく焼けば上下を返すのもラク!卵入りで見た目もキュート
【材料】(2人分)*1人分178kcal/塩分0.9g
・じゃがいも・・・ 1個(約150g)
・卵・・・ 2個
・ベビーリーフ・・・ 適量
■A
└小麦粉・・・ 小さじ1
└洋風スープの素(顆粒)・・・ 小さじ1/3
└塩、こしょう ・・・各少々
オリーブ油 粗びき黒こしょう トマトケチャップ
【作り方】
1. じゃがいもはできるだけ細いせん切りにして(水にはさらさない)ボウルに入れ、Aを加えてよく混ぜる。
2. フライパンにオリーブ油大さじ1をひき、1を半量ずつ真ん中をくぼませて丸く広げる。中火にかけ、フライ返しで軽く押さえながら約5分焼く。焼き色がついたら上下を返し、まん中に卵を1個ずつ割り入れる。ふたをして弱めの中火にし、4~5分蒸し焼きにする。
3. 器に盛って粗びき黒こしょう適量をふり、ベビーリーフとケチャップ適量を添える。
Mizuki’s Point
じゃがいものくぼみに卵を入れる。卵は小さい器に割り入れておくと入れやすい。
* * *
肉じゃがを煮込まなくていいなんて、目からウロコ! これなら短時間でラクにできそうだから、忙しい日の夕飯にもぴったりです。卵をからめたガレットもとてもおいしいので、ぜひ作ってみてくださいね。
レシピ考案/ Mizuki 撮影/木村 拓 スタイリング/阿部まゆこ 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子
※じゃがいもの芽や緑色に変色した部分には、天然毒素であるソラニンやチャコニンが多く含まれています。調理の際にはこれらの部分を充分に取り除きましょう。
※電子レンジを使う場合は600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。
文=高梨奈々