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あなたは「シンデレラ」のままでいい?「いつか」「そのうち」という考え方を手放すには

  • 2024年4月16日
  • レタスクラブニュース


Webライターは、パソコン1台あればだれもが挑戦しやすい仕事です。場所を選ばず、自由な時間に働けるため、子育て中の方や本業が忙しい会社員の副業としても人気です。とはいえ「多くの案件を依頼してもらう方法がわからない」「なかなか報酬が増えなくて困っている」という方も少なくありません。

BtoB(法人同士の取引)の営業でマネージャー経験をもつ藤原友亮さん(@fujiwawriter)は、副業としてライターを開始して1年後に、長年勤めた会社をやめて独立しました。「営業時代の経験を活かして、自分自身という商品を売り込めたのが大きかった」と当時を振り返ります。

藤原さんが、仕事に困らなくなるために今も実践しているという営業の考え方をまとめてもらいました。だれもが参考にできる、次々と仕事の依頼が舞い込むライターになるための思考パターンと行動をご紹介しましょう。

「私は売れっ子」と念じると景色が変わる

「あなたはヒマなライターですか?」と聞かれて「はい、ヒマです」と答えるライターは少ないでしょう。では「次回に依頼する記事数をもっと増やしたいが可能ですか」と言われたら「もちろんです!」とウキウキで答える人も多いように感じます。

しかし、新たな仕事の入るスキがほとんどない「売れっ子」状態なら「ありがたいですが、多数のご依頼をいただいているため、調整させてください」のような答え方になるかもしれません。

さて、あなたが発注主なら、忙しいライターとヒマなライターのどちらに依頼したいでしょうか。記事の質を求める場合は忙しいライターに頼み、とにかくスピードだけにこだわるならヒマなライターを選ぶかもしれませんね。

ランチに行くなら、行列待ちとガラガラの店でどちらがいいですか。食欲を満たすだけならガラガラ、美味しい食事を期待するなら行列に並ぶのではないでしょうか。

このように考えてみます。あなたは、いつもめちゃくちゃ忙しい売れっ子ライター。だから「売れっ子に運よく依頼できたクライアントさんはラッキー」なのです。希少価値の高いライターだと、まずは自分自身で強く念じましょう。もちろん「仕事がなくてヒマなのに、忙しいふりをする」のではありません。ウソをつく必要はないですよ。

大事なことは「未来の価値は、自分自身にも予測不可能」だということ。まもなく、あなたのもとに1ヶ月では書ききれない執筆依頼が舞い込むかもしれません。未来の話だから、ウソではありません。よい状態をイメージし続けることで、現実を合わせていく思考法です。

「忙しい」と言いすぎると、新しい仕事を依頼されづらくなるという声もありますが「言霊」(ことだま)という言葉もあります。「私は売れっ子」と言葉に出し続け、やがて現実になることを思うとワクワクしませんか?



シンデレラマインドをやめる



スキルを高めたい、収入をアップさせたいなら、自分の行動あるのみです。しかし実際には、次のように考えている人も多いようです。

「もう少し自信がついたら、高単価の案件にも応募してみる」
「今はまだ早いかも。いつかある程度稼げるようになってから考えたい」

マイペースなのは良いことですし、人それぞれ適したタイミングは異なるでしょう。しかし「いつか」「そのうち」という待ちの姿勢では、いつまでも何も変わらないかもしれません。

外部の状況や環境が変われば、自分も変わるという考え方を、私は「シンデレラマインド」と呼んでいます。

無名だった人が急に成功をおさめることを「シンデレラストーリー」と言いますが、原作の童話では、シンデレラは王子様が迎えに来るのを待ち続けていました。結果的には王子がガラスの靴の持ち主を探しまわってくれましたが、「はい、持ち主は私です!」と名乗り出なかったシンデレラは、実は成功を望んでいない人の行動パターンだと思います。

シンデレラは「いつか白馬に乗って私を迎えに来てくれるはず」と、他者の考えや行動に任せて、自ら動くということをしていないのです。「正直に生きてさえいれば、待っているだけでもいつかきっといいことがある」という考え方を真似してはいけません。

自分の未来を変えるのは、基本的に自らの行動だけです。それを理解すれば、行動力は間違いなく高まるはずです。



まとめ

■私は「売れっ子ライター」だと念じる
・人は、ヒマよりも売れっ子に心惹かれる
・売れっ子だと言い続ければ現実化する

■シンデレラマインドをやめよう
・シンデレラはたまたま王子様に救われただけ
・自分の未来を変えるのは、自分の行動



■著者プロフィール
藤原友亮
2021年にWebライターを副業で開始して、翌年サラリーマンを辞めて独立を果たす。取材が得意で経営者などのインタビューを年間100記事以上手がける。2023年、株式会社トリコナッジを設立。読者のこころを「トリコ」にするコンテンツで、人々の背中を押す「ナッジ」を社名に掲げている。






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