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【中の人に聞いてみた】牛乳石鹸の「赤箱」「青箱」どちらを使うべき? 話題のプロモーションの裏側も

  • 2024年3月19日
  • レタスクラブニュース


誰でも一度は手に取ったことがあるであろうあの赤い箱の「カウブランド赤箱」(以下、赤箱)。美容に気を使う若い世代から、赤ちゃんの繊細な肌を気遣う子育て世代まで…いえ、もっと先輩のずーっと昔から使い続けている常連さんまで、幅広い年代の方の人生に寄り添い続けているブランドです。その歴史、なんと96年にもなるとか…。

そんな「赤箱」を製造販売している牛乳石鹸共進社株式会社(以下、牛乳石鹸)、意外なコラボレーションや一風変わった企画でたびたび話題になっていますよね。どんなふうに企画を考えているのか?!プロモーションの秘密を、「中の人」に取材してきました!
教えてくれたのは牛乳石鹸のコーポレートコミュニケーション室 田原さん、石澤さん、蜷川さんのお三方。

まずはみんな大好き「赤箱」について教えてください!

カウブランドの代表選手、赤いボックスが特徴的な固形石鹸・通称「赤箱」。1928年の販売開始以来リニューアルを何度か経ていますがそのシンプルで優しい風合いのパッケージは健在。近年ではこのレトロさが「おしゃれ」と評され、若い世代にも注目されています。

この「赤箱」のこだわりのやさしさや抜群の泡立ちに着目し、洗顔に使用するイマドキ女子のことを「赤箱女子」と呼んでいるそう。


美容にいいモノや自分自身の肌状態に敏感な女性たちの間で、想定していなかった洗顔アイテムとしてブームになっていることに当時従業員の皆さんは驚いたそうです。しかし製法を伺ってみると、人気が出るのもそれもそのはずと納得、独自の「釜炊き製法(けん化塩析法)」という60トンの大釜を使い、一週間ほどかけてゆっくりと丁寧につくりあげる製法のおかげでやさしい肌あたりが実現しているのです。


正しく洗うコツは、しっかりと泡立てることで摩擦を減らすこと。泡立て体験のイベントにはたくさんの方が来場し、きめの細かい、かつボリュームのある泡が作れて大盛況だったとか。

■論争に決着?!「赤箱」「青箱」どちらを使うべき?


「赤箱」「青箱」に共通するベースのやさしい肌あたりがあり、そこに「青箱」はさっぱりさの特長があります。ちなみにこちらの「青箱」、もともと関西を中心とした西日本でスタートした「赤箱」に対し、全国流通を目指し「すこし小さめ&すこし安く」して東日本でも販売開始されたというトリビアも教えてくれました。現在では香りや肌質、季節にあわせて選択するのがおすすめだとか。

こんなあなたは「赤箱」がおすすめ
・乾燥が気になる
・フローラルなローズの香りで安らぎがほしい
こんなあなたは「青箱」がおすすめ
・脂が出やすい
・ジャスミンの香りが好き!

ユニークな企画が生まれる背景は?

■コラボから地域密着型精神が生み出す新しい可能性


毎年恒例となっている「中川政七商店」さんとのオリジナルグッズ展開。奈良拠点の中川政七商店さんと、大阪の企業である牛乳石鹸、同じ関西を拠点とし、古き良き価値を守ってきた老舗企業同士ということで、手ぬぐいや蚊帳タオルなどのグッズを制作したところから始まったそう。
そのほかにも奈良ホテルさんとは、創業年が同じ企業同士、開業110周年を祝してアメニティとしてトレードマークの牛のマークではなく、鹿を起用したパッケージを制作し、宿泊客やホテルを利用された方に数量限定にて提供。
同じ関西で切磋琢磨する会社と力を合わせて地域を盛り上げようとする気概が、より魅力的な企画を生み出す秘密でもあるんですね。



■一方で、歴史あるブランドとしての葛藤も…。
長年使っているお客さまは三世代~なんと四世代という方も…ずっとカウブランド一筋で使い続けられる安心感、すごいです!この商品のよさ、若い世代にももっと知ってほしい…!そのためには、そういった世代と接点を持ちたい!と考え、打開策を探すべくエゴサーチをしてまわっていたというコーポレートコミュニケーション室の皆さん。
カプセルトイブランド「ガシャポン(R)」とのコラボレーションでポーチやミニチュアチャームといったカプセルトイを作ったり、


社屋の近所の書店「正和堂書店」さんの「石けんのブックカバーってかわいいかもな…」というSNS投稿がきっかけで、石澤さんが直談判して「赤箱」「青箱」デザインのブックカバーと、石けん型のしおりを制作したり。これまた地元愛の感じられる素敵なエピソードですよね。実はこれ、売り物ではなく、全国の配布協力書店にて文庫本を購入した方に数量限定で配布されたものだそう!太っ腹!なんと一日で予定数が無くなってしまう書店があるほど好評でした。



公式SNSでの投稿も話題を呼んでいます。
牛乳石鹸【公式】Instagram
牛乳石鹸(会社)のことを知ってもらうために、楽しくユニークな発信を意識しているとのこと。「バンクウシー」の投稿は、狙って制作した訳ではなく、工場勤務の従業員さんが作った牛のアート(?!)を何気なくシェアしたものだそうで予想外の反響だったようです。


進化し続けるブランド

ブランドの良さをあらゆる世代に届ける取り組みを続ける牛乳石鹸に、レタスクラブ世代に使ってほしいシリーズを聞いてみました。


子育て中のパパママも多いレタスクラブ世代。赤ちゃんや小さいお子さんのいる家庭は、繊細なお肌に使用する製品には特に気を使いますよね。そんなときに「赤箱」を使用していた方も多いはず。既存の製品よりも更にベビーに特化したやさしい洗浄力の「カウブランド ベビー」もぜひ使ってみて!マーケティング部従業員の方が自身の赤ちゃんが顔を洗うときに洗浄剤が目にしみて泣いてしまった経験から開発されたというこのシリーズ、「牛乳石鹸史上、最も『目にやさしい』処方」だそう。柔らかいパッケージとやさしい洗いあがりで、不安の多い子育ての中で安らぎのお風呂時間を送れそうですね。

また、女性のデリケートゾーンの悩みに応える初のフェムテックブランド「&fem(アンドフェム)の発売もスタート。


これからもユニークなコラボレーションと、使う人を想ったやさしい製品づくりから目が離せません!

文=レタスクラブ編集部K

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