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恩師に「迎春」はふさわしくない!? 意外と知らない年賀状のマナー【年末年始のマナー】

  • 2023年12月18日
  • レタスクラブニュース


年末年始には、古くから伝わる風習がたくさんあります。でもその意味や正しい作法は、意外と知らないもの。いざというときに迷わないよう、年末年始のしきたりやマナーを「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に教えてもらいました。

今回は、年賀状の「賀詞」に関するマナー。新しい年を祝う言葉は、単なる飾りじゃないんです!

目上の人には4文字で! 意外と知らない賀詞のマナー



日頃お世話になっている方に、お祝いの言葉と新年の挨拶を伝える年賀状。
元旦に届くよう準備するのが理想ですが、松の内と言われる1月7日までに届けば、マナーとしては問題ありません。
年賀状には、新しい年を祝う言葉「賀詞」が使われますが、文字数にも意味があることをご存知でしょうか?
2文字だと「迎春」「賀正」、4文字だと「謹賀新年」「恭賀新年」などが定番ですが、年賀状を送る相手との関係性で使い分けが必要なのです。

「目上の方には4文字の賀詞を使うのがふさわしいとされています。一方、同じ立場か目下の人には2文字の賀詞を使うのが一般的。また、おめでたい言葉とはいえ、賀詞は重複して使わないこと。『謹賀新年』と『明けましておめでとうございます』は同じ意味なので、賀詞に合わせて文章の書き出しを変えるようにしましょう」(岩下先生)

文面には気を遣いつつも賀詞はなんとなく選んでいた、というかたも多いのでは? きちんと使い分けて、礼儀正しい年賀状に仕上げましょう。



教えてくれたのは
岩下宣子先生
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。『日本人なら知っておきたいしきたり大全』(講談社)、『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(中経の文庫)など著書多数。近著に『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)。

文=さいとうあずみ



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