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「泣ける」「あまりにもいい」SNSで10万いいね!ほぼ無職、友達もいない、何もしたくない…悲観する35歳女性が考えた「人生で死ぬまでにやりたいことリスト」に大反響

  • 2023年10月29日
  • レタスクラブニュース


生きづらさにあらがう日々のエピソードを独特のタッチでマンガに描いている、コミックエッセイ『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話』をご存知ですか?



「生きるのがしんどい」と感じている作者のタワシさん(@tawashi3333)を投影したというマンガの主人公は「35歳、ほぼ無職、友達もいない、何もしたくない」と語る自己肯定感ゼロ…むしろマイナスな多和志田たわ子。「同年代の知り合いはバリバリ働いて稼ぎまくったり、子育てに邁進したり…キラキラ見えるのに、自分は1ミリも社会の役に立っていない」と悲観しています。


「しいていえば永遠に寝ていたい…」「やりたいことなんて思いつかない」とネガティブな感情を抱きながらも、ふと20代のころ「いつかやりたい」と思っていたことが何一つできていなかったことに気づきます。そこで、スカイダイビングや断食、アフタヌーンティー、はたまた滝行など、「人生で死ぬまでにやりたいことリスト」を捻り出し、なんとか消化していく…というストーリーなのですが、その独特の面白さにハマる人が続出。
タワシさんがX(旧Twitter)にポストしたところ、バズを連発! SNSで合計10万以上のいいねを獲得し、お笑いコンビ麒麟の川島明さんが「純粋なる傑作。ひきこもりだから描けた挑戦見聞録」と絶賛。さらには「WEBマンガ総選挙2023」の50作品にもノミネートという話題作です。



「生きるのがしんどいのがよくわかる」「泣きそうになった」「私も同じ状況なので一緒に頑張りたい」「泣ける」「あまりにもいい」「ダジャレのセンスが素晴らしすぎる(笑)」「自分の『死ぬまでにやりたいことリスト』を作りたくなる」など、SNSでも大反響の、タワシさん(主人公・多和志田たわ子)の「やりたいことリスト」とは?





なんとかひねり出した「人生で死ぬまでにやりたいことリスト」


■●スカイダイビングをしてみたい(けど家で寝ていたい!)
まず頭に最初に浮かんだのは「スカイダイビング」と「バンジージャンプ」。
「バンジーの方が圧倒的に怖い」という口コミを見て、「家で寝ていたいけど…スカイダイビング」にまずは挑戦することに。


インストラクターを見ては「この人に命を預けるのか…つまりこの人の機嫌を損ねたりすると私の命はない…」、同じツアーに参加していた陽キャぞろいの男子4人組を見ては「若者はキラキラして楽しそう。未来があるけど私は夢も希望もない」とずっとネガティブ感情抱きまくり&悲観しまくり。
なんとか飛んだのですが「全身が風を受けて痛い!わけがわからない!」「地上に着くまでは1ミリも安心できない」「生きた心地がしない…」とここでもしんどさ全開。ですが、地上に降りた時感じたのは「私、生きてる!」の解放感!
感想も綴られており、「自分は生きているということを実感できた」「死ぬのはこわい」「人生の一度の経験だと思えばやってよかった(二度とやりたくない)」とのこと。


■●(本当はあんまりやりたくないけれど)死ぬまでにいつかやりたいことのひとつ…それは「断食」

断食に興味を持っていた主人公。ですが、「辛い」「怖い」のイメージしか沸いてこない…。
しかし「自然豊かなリゾート地で癒されながらの断食施設」「1週間コースがおすすめ」との情報を入手。口コミも高評価。と思ったら、そのコース金額、なんと10万超え!! 


「そんなお金があったら他にいろんなことできそう…」と思うのですが、特に何もなかったことに気づき、高額料金を支払って断食道場へ行ってみることに!



空腹のあまり夜眠れなかったり、他の参加者とコミュニケーションが取れなかったり、塩分が恋しい…と嘆いたりしますが、次第に体が整うのを感じて前向きに! と思いきや、やはりトラブルに見舞われ散々な目に…。それでも全日程を完走したたわ子は「ごはんが食べられるのはありがたい」とポジティブな意見を綴るのでした。

■●友達と一緒に原宿でクレープを食べたい!(けど友達がいない)


また、やりたいこととしてあげたのが「友達と一緒に原宿でクレープを食べること」。
ひと昔前のマンガを読んで育った主人公にとっては青春の象徴。
「大人になったら東京へ行ってクレープを食べてみたい…」そう思っていた中学生時代を回想します。しかしいまだその夢は実現していない…その理由は「友達がいない」から。
なぜ友達がいないかを考えて顔面蒼白! クレープを友達と食べるのは夢のまた夢…と諦めかけた時、便利屋さん的存在の「レンタル友達」の存在を知ります。


早速クレープ店に行くも、大行列! 「友達」と行列に並び、きまずさを覚える主人公を前に、明るく楽しいポジティブワードしか出てこない彼女。「明るくてコミュ力高くて社会で成功する人はこういう人なんだろうな…」とまたもやしんどさ全開に! 
クレープを「友達」と食べた感想は「友達がいなくてもクレープはおいしい!」だったのでした。また、「友達」はその後立て続けにお友達のお仕事があるようで、「これはこれで大変そう…」という感想も。

ほかにも、
・アフタヌーンティーに行ってみる
・滝行体験
・世界一甘いお菓子を食べる
など、様々な「やってみたいこと」をこなしていきます。




タワシさんに聞きました!

『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」著者であるタワシさんに、本作についてうかがいました。

――「死ぬまでにやりたいリスト」の項目を選んだ基準を教えてください。
タワシさん:「いつかやってみたいと思っていたこと、あまりやりたくなくてもやらずに死んで後悔したくないことを選びました。実は、リストの半分以上はあまりやりたくないことでした」

――実際にタワシさんがやってみて「これはよかった!」と思ったものを教えてください。
タワシさん:「一番よかったのは断食でした。終わった後の意識が一番変わりました。微妙だったのは…世界一甘いお菓子ですかね…味についてはノーコメントでお願いします…」

――読者からの反響についてはいかがですか?
タワシさん:「『主人公のたわ子みたいに生きる気力が無かったけど、本を読んで元気が出た、やりたいことをやりたくなった』という内容のコメントをいただけてものすごく嬉しかったです! マンガを描いてよかったと思いました!」

主人公が挑戦した内容は、作者のタワシさんが実際に体験したことをベースに綴られているとのことで、異色の体験記事としても読める点もポイント(※プライバシー保護や、個人、施設等の特定を避けるために一部フェイクを入れているとのこと)。
自己肯定感マイナスな主人公がしんどい気持ちを抱えながらもなんとか消化していく様子を見ると、面白ダジャレも相まってこちらが元気になってくるから不思議。周辺キャラクターの可愛さも評判で、一度読むとクセになる人が続出しているのも納得です。
辛い時や悲しい時こそこの作品を見て、「じゃあ私のやりたいことは…」と考えてみると、しんどさが少し手放せるかもしれません。

【レタスクラブ編集部YY】


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