いつの間にか汚れがたまっている「窓」。
ホコリや汚れがこびりついた網戸や、カビが繁殖し始めたパッキンの掃除は、大仕事。年末の大掃除のタイミングでやろうとするも、寒さのなか水を使った作業は辛すぎて、さらにやる気が削がれるというものです。
気候のいい今の季節のうちにやってしまいましょう!
今回は、網戸、サッシ、窓ガラス、パッキンの掃除術をご紹介します。
▶︎教えてくれたのは
みなさん
クリンネスト1級の資格を持つラク家事研究家。簡単にできる掃除術を投稿するInstagramが人気で、現在はフォロワー数が46万人以上。著書『しない掃除』(KADOKAWA) も好評発売中。
Instagram:@mina__room
枠から外してじゃぶじゃぶ洗わなくてもOK! 網戸の掃除術
■使うのはコレ!
大きめのメラミンスポンジ
メラミンの細かい粒子が網戸の汚れをかき出す。手のひらサイズがおすすめ。
■1. メラミンスポンジをバケツの水に浸す
バケツに1/3ほど水を入れ、窓辺に用意して、メラミンスポンジを浸します。水がぽたぽたとたれない程度に、軽く絞りましょう。
■2. やさしくなでるように表面を拭く
網戸の上から軽くなでるように、端から端へとメラミンスポンジを横に滑らせます。スポンジが真っ黒になったら水で軽くすすいで、上側からコの字になでて汚れを落とします。
【秋掃除メリット】
水に手が触れても冷たすぎず窓をあけたままでも寒くない!
メラミンスポンジは一瞬で汚れが落ちる!
真っ黒になったら水に沈めて...
スポンジをくしゅくしゅっとさせる
これだけで再び真っ白に復活!
乾いた砂ぼこりを水拭きするのはNG。さっと掃くだけ! サッシの掃除術
■使うのはコレ!
紙
薄くて折りやすいコピー用紙やちらし、折り紙などがおすすめ。
サッシブラシ
100円ショップなどにあるものを。ブラシのかたさに違いがあると、使い分けしやすい。
■紙をちり取りにし、砂ぼこりをブラシでかき出す
サッシ汚れの大半は乾いた砂ぼこりですが、凹凸があって取るのがたいへん。そこで便利なのが「紙」。「サッシの幅に合わせて紙を折ってちり取りに。狭い部分でも形を合わせて砂ぼこりを回収できます!」
サッシの頑固な汚れは中性洗剤とへらで対処
■使うのはコレ!
中性洗剤
幅広い汚れに。クイックル ホームリセット 泡クリーナー 300ml ¥372 (編集部調べ) /花王
ペーパータオル
へら
狭い部分の汚れを落とすときに便利。隙間掃除シリーズ ヘラ¥150/無印良品
■中性洗剤を吹きかけへらを使って隅の汚れを落とす
結露などで固まった汚れには中性洗剤をかけ、1~2分たったらペーパータオルで拭きます。隅のほうは、ペーパータオルの上からへらで汚れをこそげ落として。
雑巾絞りも二度拭きも不要! 手を汚さずキレイに! 窓ガラスの掃除術
■使うのはコレ!
アルカリ電解水
100%アルカリ電解水のクリーナー。水の【激落ちくん】400ml ¥380 (編集部調べ) /レック
マイクロファイバークロス
繊維が細かく、素材を傷つけないので窓ガラスに最適。細かいほこりもからめとります。
■1. クロスにアルカリ電解水を吹きかける
乾いたマイクロファイバークロスにアルカリ電解水を2~3回シュッと吹きかけます。「油汚れを分解するアルカリ電解水。界面活性剤を使っていないので泡立たず、二度拭きいらずです」
■2. クロスでコの字拭きをする
内側の上からコの字拭きをして下へ。その後、外側も同様に拭いて。「汚れが気になったらクロスの面を変え、アルカリ電解水を適度に加えて。クロスを途中で洗う必要がなく手軽です」
▶︎拭き筋が気になるときは…
新しいマイクロファイバークロスにアルコールを吹きかけ、窓ガラス全体を拭くと、よりピカピカに!
【秋掃除メリット】
外に出やすい気候だから、外窓を拭くときも防寒をする必要なし。
ゴシゴシこすらず5分待つだけ! パッキンの掃除術
■使うのはコレ!
ペーパータオル
塩素系漂白剤
手軽に除菌・漂白ができる。キッチン泡ハイター 400ml ¥259 (編集部調べ) /花王
■カビにペーパータオルを当て、塩素系漂白剤を浸す
「一度できたカビは、冬に暖房をつけて結露したときなど、一気に繁殖するので、今のうちにケアしましょう」。カビのある部分にペーパータオルを当て、上から塩素系漂白剤を吹きかけます。
ペーパータオルでラップした状態で約5分キープし、汚れが落ちていたら外す。
洗剤が残っていると素材を傷めるので、しっかり水拭きをして自然乾燥させる。
やっかいな窓掃除を今のうちに終わらせておけば、年末には室内の掃除や片付けに、多めに時間を割くことができます。年末を待たず、ぜひ取り組むことをおすすめします!
撮影/コーダマサヒロ 編集協力/田中理恵
文=さいとうあずみ