ようやく暑さがやわらいで、過ごしやすくなってきた今日このごろ。これまでずっと後回しにしてきた家事も、今なら気持ちよく取り組めそうですね。
そこで、普段なかなか手をつけられない窓掃除、なかでも「カーテン」の洗濯についてプロに聞きました。カーテンの丸洗いといえば面倒なイメージがありますが、実は意外と簡単にできるんです!
今回は、秋掃除のメリットと、カーテンの上手な洗濯方法をご紹介します。
▶︎教えてくれたのは
みなさん
クリンネスト1級の資格を持つラク家事研究家。簡単にできる掃除術を投稿するInstagramが人気で、現在はフォロワー数が46万人以上。著書『しない掃除』(KADOKAWA) も好評発売中。
Instagram:@mina__room
やらなきゃ損!? 秋掃除するメリット
■メリット1:冷たい水が苦にならない
地域差はありますが、東京で見てみると水道水の温度は、年末が10℃前後、9~10月はおよそ18〜24℃。ヒヤッとしないので掃除中のストレスがありません!
■メリット2:洗ったものが乾きやすい
洗濯物が乾きやすい条件は、気温が25℃以上で湿度50% 以下、さらに風が吹いている環境。秋はこの条件に近い気候なので、カーテンなどが乾きやすくなります。
■メリット3:暑すぎず寒すぎず体を動かしやすい
夏は暑すぎ、冬は寒くて動くのがおっくう……。それならば、運動するのにちょうどいい秋に、ぱっと体を動かして、気がかりな掃除を終わらせてしまうのが効率的!
カーテンフックを取り外さないアイディアが光る! カーテンの掃除術
■1. フックを内側に折り込む
カーテンフックをつけたまま洗濯機で洗えば手間が激減。最大のコツは、カーテンの畳み方。カーテンフックがついている箇所を2回折り込むことで、フックやカーテンを傷めずキレイに洗うことができます。
横に蛇腹折りする
カーテンフックを折り込んだ部分が崩れないように注意し、カーテンを横に蛇腹折りする。
下に向かって蛇腹折り
カーテンを上から下へ蛇腹折りして、おおまかな正方形に畳めたらOK!
■2. ネットに入れて洗濯機へ
大きめの洗濯ネットにそのまま入れ、あとは洗濯機にかけるだけ。衣類用の中性洗剤と柔軟剤を入れ、おしゃれ着コースで洗濯をします。洗濯機の容量が許せばレースカーテンも同様に洗って!
■3. 洗濯後、取り付ける
洗濯が終わったら、ネットから取り出して、カーテンレールに掛けるだけ。水分を含んだ重みでしわが伸びるので、ほったらかして自然乾燥させただけでも、アイロンをかけたような仕上がりに!
【秋掃除メリット】
湿度は低く、気温はまだ高めだから、掛けておくだけで乾燥が速い!
カーテンなど面倒な大物の掃除は、まとめて年末に...と思っている人も多いはず。今すませておけば、年末にゆとりができますよ。気候がよい秋のうちに、パパッとやってしまいましょう!
撮影/コーダマサヒロ 編集協力/田中理恵
文=さいとうあずみ