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気分がアガるおもてなしデザートに!「紅茶のプリン」などプリンアレンジ3選

  • 2023年3月11日
  • レタスクラブニュース


なめらかプリンに押されがちだった、昔ながらの「ちょいかため」プリンが今再び大人気! 卵、牛乳、砂糖だけのシンプルなプリンもいいけれど、同じ生地にひと手間加えて作る、おもてなしにもぴったりのアレンジはいかがですか?

「喫茶店のクラシックプリン」今回は、見栄えも味も満点のアレンジレシピ3種をお届けします。

*  *  *

まずは、基本のプリンの作り方をご紹介しましょう。

基本のクラシックプリン

卵風味のしっかり生地とほろ苦カラメルソースが絶品!


[ 材料・150mlの耐熱のプリンカップ4個分 ]*1個分214kcal/塩分0.2g
・プリン液
 ∟卵 (Mサイズ) ...4個 (約200g)
 ∟牛乳 ...1と1/4カップ
 ∟グラニュー糖 ...50g
・カラメルソース
 ∟グラニュー糖 ...40g
・デコレーション
 ∟ホイップクリーム ...適量
 ∟チェリー缶 ...4粒

[ 下準備 ]
・オーブンは140℃に予熱しておく。
・カラメルソースを作り (下記参照) 、耐熱のプリンカップに等分に入れておく。

【編集部より】お菓子作りは準備が肝心!
シンプルな材料だからこそ、準備が大切になのがお菓子。計量が少しでも違うと、かかる時間も仕上がりも変わってしまいます。上記の下準備のほか、調理中に慌てないように、道具なども用意しておくのがおすすめです。
また、カラメルソースは、カップに等分に入れたあとは室温においておくこと。プリン液を作っている間にほどよく安定します。冷蔵室に入れると冷えすぎてしまい、焼き時間に影響するので注意しましょう。

[ カラメルソースの作り方 ]
熱湯大さじ1を用意しておく。小さくて深さのある鍋にグラニュー糖、水大さじ1を入れて中火にかける。色づき始めたら、鍋を回して色を均一にしながら、焦げ茶色になるまで加熱する。火を止め、熱湯を3回くらいに分けて加える※。
※温度差があるとはねやすいので、必ず熱湯を使うこと。一気に加えると危険なので注意してください。


熱湯を入れるタイミングによって、甘〜ほろ苦まで調整できる!



【編集部より】プリンづくりのクライマックスは実はここ!
シンプルなプリン作りの中で、一番の難関がカラメルソース作り。ここで味が決まると言っても過言ではありません。
ポイントは
・準備を万端にしておくこと
・目を離さないこと
カラメルソースはあっという間に色づくので、「今だ!」と思った時に熱湯を入れないと、どんどん変化し、最終的には焦げてしまいます。
今回のカラメルソースは少し大人向きにほろ苦く作るため、焦げ茶色になってから熱湯を入れていますが、もう少し早い段階に入れれば甘くすることもできます。繰り返し作って、自分の好みの味を見つけましょう。

[ 作り方 ]
1. プリン液を作る


鍋に牛乳と、グラニュー糖の1/2量を中火にかける。ゴムべらで混ぜながら温め、鍋の縁がふつふつしてきたら火を止める (約60℃) 。ボウルに卵を溶きほぐし、残りのグラニュー糖を加えて泡立て器で泡立てないようにすり混ぜる。牛乳を少しずつ加えて混ぜる。

【編集部より】牛乳は沸騰させてはダメ!


牛乳は沸騰させるとたんぱく質が変化し、おいしさが損なわれます。鍋の縁に小さな泡が立つ程度でOK。卵と混ぜる際の適温(約60℃)にもなります。

2. カップに入れる


耐熱のバット (21×16×高さ3cm) にペーパータオルを敷き、カラメルソースが入ったプリンカップをなるべくすき間なく並べる。1を茶こしでこしながらカップに静かに流し入れ、気泡があったら竹串で潰す。

3. 焼く


2のバットに、カップの高さの1/3くらいまで湯 (約60℃※) を注ぎ入れる。オーブンで25~30分焼く。
※沸騰した湯に同量の水を加えると約60℃になる。

【編集部より】湯煎焼きでなめらかに仕上げる
プリンを焼くときにバットなどに湯を入れて焼くのが「湯煎焼き」。湯を入れることで温度の上昇が緩やかになるので、「す」が入らず、なめらかに仕上がります。
入れる湯の温度は約60℃。温度計がない場合は、沸騰した湯に同量の水を加えると約60°Cになります。

4. カップからはずす


竹串をそっと刺してみて、何もついてこなければ焼き上がり。バットから取り出し、粗熱がとれたら冷蔵室で冷やす (4時間以上) 。スプーンの背で縁を軽く押してカップから生地をはがし、皿をかぶせてひっくり返してはずす。ホイップクリーム、チェリーを飾る。

【編集部より】焼き上がりは竹串でチェック!


プリンは冷やすことで生地が締まるので、焼き上がり時は、揺らすと表面がかすかにふるふると揺れるくらいが目安です。確実なのは竹串を刺す方法。生地がまだ固まっていない場合は竹串に生地がついたり、刺した穴から液体が出てきたりします。
焼きが足りない場合は、同じ温度のオーブンに再び入れ、あと少しなら3分、まだまだなら5分追加して焼きましょう。

[ 家にある器でも作れます ]


マグカップやココットなど、耐熱の器を使ってもOK。ただし、器の厚みやサイズ、材質によって加熱時間が変わることもあるので、作り方4の焼き上がりの見極め方法でチェックして。

[ 鍋で蒸す場合の作り方 ]


オーブンがない場合は、鍋で蒸す方法もあります。すが入らないよう、ごく弱火をキープするのがポイント。
1. 鍋にペーパータオルを敷いて、生地の入ったカップにアルミホイルをかぶせて並べる。鍋にカップの高さの1/3くらいまで水を注ぎ、ふたをしてごく弱火で約10分蒸す。
2. 火を止めて約3分おいたら取り出し、アルミホイルをはずす。粗熱がとれたら冷蔵室で冷やす。
※加熱が足りない場合は、ごく弱火で、あと少しなら3分、まだまだなら5分追加加熱する。



紅茶のプリン

紅茶の上品な香りが魅力!大きく焼いておもてなしに!


[ 材料・18×8×高さ6cmのパウンド型1台分 ]*全量で762kcal/塩分1.0g
・プリン液
 ∟卵 (Mサイズ) ...4個 (約200g)
 ∟牛乳 ...1と1/4カップ
 ∟グラニュー糖 ...50g
 ∟紅茶 (アールグレイ) のティーバッグ ...2個
・カラメルソース (基本のクラシックプリンのカラメルソースを参照) ...全量

[ 下準備 ]
・オーブンは130℃に予熱しておく。
・カラメルソースを、パウンド型に入れておく。

[ 作り方 ]
1. 鍋に牛乳を入れ、グラニュー糖の1/2量、紅茶のティーバッグを袋ごと加えて中火にかける。ゴムべらで混ぜながら温め、沸騰直前で火を止めてふたをし、約3分蒸らす (約60℃) 。


牛乳と一緒に紅茶を温め、風味をつける

2. ティーバッグの水分を絞って取り出し、基本のクラシックプリンの作り方1の要領で卵液と合わせてプリン液を作る。茶こしでこしながらパウンド型に流し入れ、気泡があったら竹串で潰す。

3. 基本のクラシックプリンの作り方3の要領で湯せん焼きの準備をする。オーブンで、40~50分焼く。

4. 焼き上がりを確認後、粗熱がとれたら冷蔵室で冷やす (4時間以上) 。型の周囲に沿ってナイフをぐるりと入れ、皿をかぶせて型ごとひっくり返してはずす。


いちごのプリングラタン

温かいままでも、冷やしてもおいしい!


[ 材料・23×15×高さ4.5㎝のグラタン皿2枚分 ]*1皿分347kcal/塩分0.5g
・いちご ...20粒
・プリン液
 ∟卵 (Mサイズ) ...4個 (約200g)
 ∟牛乳 ...1と1/4カップ
 ∟グラニュー糖 ...50g

[ 下準備 ]
・オーブンは180℃に予熱しておく。

[ 作り方 ]
1. いちごは縦半分に切り、グラタン皿に半量ずつ敷き詰める。

2. 基本のクラシックプリンの作り方1の要領でプリン液を作り、茶こしでこしながらグラタン皿に半量ずつ静かに流し入れる。気泡があったら竹串で潰す。


いちごは切り口を下にして並べ、プリン液を注ぐ

3. オーブンで15~20分焼く。基本のクラシックプリンの作り方4の要領で竹串を刺し、焼き上がりを確認する。好みで粉糖をふる。

【簡単アレンジ】シャリシャリ食感が新しいプリンアイスに!



プリンは一度凍らせてから半解凍すると、氷の粒がシャリシャリ残り、プリンアイス風になります。保存容器などに入れて冷凍し、好みのかたさまで解凍したらスプーンですくえばOK。アイスクリームと盛り合わせたり、ナッツなどを散らすのもおすすめ。
※冷凍室で2週間保存可能。

*  *  *

紅茶の香りが上品なプリンは大人用に、いちごたっぷりのプリングラタンは子どもたちに。家族みんなで楽しめるアレンジプリン。ぜひ作ってみてくださいね!


調理/森崎繭香 撮影/砂原 文 スタイリング/久保田朋子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子 
 
【レタスクラブ編集部】

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