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余った調味料びっくり活用法。焼き肉のたれもかば焼きのたれも、ぜ~んぶ混ぜちゃって肉の下味に!

  • 2022年12月10日
  • レタスクラブニュース


行事の多い年末年始は食材の買い置きが増え、冷蔵庫がパンパンになる時期。「うわー、ものが全然入らない!」と慌てる前に、焼き肉のたれなどの調味料やなめたけの瓶詰めといった、長期滞在しがちな「ドアポケット系食材」を消費しちゃいましょう。大事なのは、上手に食材を使い回すこと。そのコツを伝授します。

*  *  *

▶︎教えてくれたのは
おせっかい料理人
関口幸秀さん
首都圏を中心に展開するイタリアンレストラングループ統括料理長を経て、現在は一般社団法人#CookForJapan の理事やポップアップレストランを開催するフリーランス料理人。Twitterの「#教えて消費レシピ」がバズり200種以上のレシピが生まれている。出店に向けてただいま物件探し中 @yukihide_lion

ドアポケット系食材の使い切りポイントとは



「『ジャムはパンに塗るもの』『福神漬はカレーのつけ合わせにするもの』などと、食材や調味料の使い方を限定していると、それ以上使い道が広がりません。もし使い切りたい食材があるなら、まずはその味から想像を広げてみてください」と話すのは、イタリアンシェフであり、〝おせっかい料理人〞の関口さん。「想像といっても難しいことではなくて、それが『甘い』『辛い』『苦い』『酸っぱい』『しょっぱい』の五味のうちどれなのかを思い浮かべるだけでOK。例えば、酢豚は酸っぱくて甘いですよね。いちごジャムも酸っぱくて甘いので、酢と砂糖のイメージで酢豚を作るときに加えられます」。シンプルな味つけに少しの複雑さが加わるとおいしさは増すそう。料理がおいしくなって食材も消費もできたら、まさに一石二鳥です。

使い切りポイント
「酸っぱい」「しょっぱい」など味が似た調味料の代用品として使う

「しょっぱい」と「甘い」を兼ね備えた調味料なら、1種類で味が決まる!

では、使い切りポイントを活用して、実際に調味料や食材を使い回してみましょう。
まずは、単純に「しょっぱい」とか「甘い」とか感じる食材をイメージします。すると、「しょっぱい」と感じる和風ドレッシングを、水を張った鍋に入れて鍋つゆにする、「甘い」と感じるマーマレードを、砂糖代わりにしょうが焼きに入れる、という使い方が思いつきます。
これを一歩進めると、「甘くてしょっぱい」という複雑な味もイメージできるようになりますよね。例えば、焼き肉のたれ。しょうゆと砂糖が入った焼き肉のたれは、「甘塩っぱい」調味料の代表格です。こうした甘塩っぱいの調味料は、それひとつあると料理の味が決まるので、ドアポケット系食材のなかでもとくに重宝します。余らせて捨ててしまうのはもったいない!ということで、次のような使い回し方をしてみましょう。

しょうゆ、砂糖の代わりに…
■○○のたれを肉の下味に
焼き肉のたれもかば焼きのたれも、主原料はしょうゆや砂糖。冷蔵庫にたれが数本あったら、肉を入れたファスナーつきポリ袋にまとめて入れ、下味をつけて。焼けばおいしいステーキに。



砂糖、塩、スパイスの代わりに…
■焼きそばソースの粉はケチャップに足してディップに
焼きそばソースの粉、さらに中濃ソースやお好み焼きソースも、トマトケチャップと合わせるとスパイシーなバーベキューソースに。フライドポテトやチキンナゲットなどのディップにすれば、即減り確実です。



塩、砂糖の代わりに…
■なめたけはオムレツに投入
冷蔵庫になめたけがあったら、溶き卵に混ぜてオムレツにするのがおすすめ。粉チーズも加えるとやさしい口当たりになります。



塩や砂糖に代わり、なめたけの塩気と甘み、うまみがオムレツを全力で引き立ててくれます。



*  *  *

塩と砂糖、なめたけという具材まで詰まった瓶詰めがあれば、簡単にしゃれたオムレツが作れてしまう――こんなふうに、複数の調味料や食材が合わさった「ドアポケット系食材」は、料理をワンランク上の味に変えてくれます。冷蔵庫に転がっている調味料や食材を、「これは甘い」「辛い」と判定し、いつもの料理に取り入れてみてください。きっと新しいおいしさに出会えますよ!

監修/関口幸秀 撮影/林 ひろし 編集協力/宇野津暢子

【レタスクラブ編集部】

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