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香り野菜×豚肉は最強だった! 大分発のソウルフード「にら豚」で元気をチャージ

  • 2022年9月6日
  • レタスクラブニュース


夏の疲れを引きずって、体が重だるい...。そんなときは、疲労回復に効果的な食材を積極的に取り入れて、けん怠感を吹き飛ばしましょう。
疲労回復に役立つ食材の中でも特に注目したいのが、香り野菜と豚肉の組み合わせ。一緒に食べることで、疲労回復に欠かせない栄養素の吸収率がぐんと高まるんです!

「晩夏の疲れに効くごはん」今回は「にら豚」。日本有数のにらの産地・大分生まれの絶品ソウルフードのレシピをお届けします。

*  *  *

▶︎教えてくれたのは
佐藤秀美さん


栄養士、学術博士 (食物学) 。実践的で分かりやすい栄養指導に定評があり、雑誌、テレビなど、幅広いメディアで活躍中。『栄養「こつ」の科学』(柴田書店) など、著書多数。

まずは、「香り野菜×豚肉」が最強コンビたる理由についてご紹介しましょう。

【疲労回復の救世主!】豚肉のビタミンB1と硫化アリル類食材

豚肉に豊富なビタミンB1は、糖質を体内でエネルギーに変えるときに必須。不足すると疲れやすくなります。
そのままよりも、独特の香りを持つ硫化アリル類と結びつくことで安定し、吸収率がアップ。体内でも持続的に働けるようになります。硫化アリル類は食材を細かく切ったり、すりおろしたりするほど多く作られます。

《硫化アリル類を持つ食材》
・長ねぎ
・玉ねぎ
・にんにく
・にら
・らっきょう
など


それではさっそく、「にら豚」を作ってみましょう!

にら豚

にらの香りが食欲をそそる! ご飯が進むスタミナ満点の一品


[ 材料・2人分 ]*1人分338kcal/塩分2.8g
・豚こま切れ肉 ...200g
・にら ...1わ
・キャベツ ...1/6個 (約200g)
・たれ〈混ぜる〉
 ∟おろしにんにく ...小さじ1
 ∟しょうゆ ...大さじ2
 ∟砂糖 ...大さじ1
 ∟七味とうがらし ...適量
・サラダ油

[ 作り方 ]
1. にらは5cm長さに切る。キャベツは3~4cm四方に切る。豚肉は3cm幅に切る。
2. フライパンに油大さじ1/2を強めの中火で熱し、豚肉を入れて約4分炒める。こうばしい焼き色がついたらキャベツ、にらを加え、少ししんなりするまで約1分炒め合わせる。
3. たれを加え、野菜の歯ごたえが残る程度に1~2分炒める。

*  *  *

日本有数のにらの産地・大分市で、「大分市の特産品を使って安くておいしい料理を作ろう」という考えから誕生したのが「にら豚」。たっぷりの野菜と豚肉を九州独特の甘みのあるしょうゆベースだれがやさしくまとめる、絶品メニューです。
現在では、市内の中華料理店を中心に多くの店で提供されているほか、イベントへの出店やコンビニ弁当になるなど大人気だそうです。

レシピを考案してくださった料理研究家の近藤幸子さんも、夏ごはんにはどんどんにらを取り入れるとか。「切るのが簡単だし、火の通りも早いので調理がラク」と、近藤さん。

パワーアップ食材のにらを上手に使って、だるさも疲れも吹き飛ばしましょう!


監修/佐藤秀美 調理/近藤幸子 撮影/澤木央子 スタイリング/阿部まゆこ 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子 
 
【レタスクラブ編集部】





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