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ひと手間でお米が光る⁉ プロだから知っている美味しいごはんの炊き方【プロが教える和食の基本】

  • 2022年8月3日
  • レタスクラブニュース




普段使いの食材や調味料で作るいつもの味に飽きてきたら、プロの技を試してみませんか?
「美味しさには理由がある」「なぜ美味しくなるのか?」という考え方に重点を置き、和食の定番料理を中心にプロのコツを紹介してくれるのは、料理人の関斉寛さん。
味に差がつくひと手間を踏まえながら、家庭で極上の料理を作るコツをお送りします。

美味しいごはんの炊き方

美味しくなれ、と愛情を込めて祈るように「拝み洗い」。炊飯器でも炊き上がりが違います。土鍋炊きなら、なお艶やか



しゃもじで底から大きくゆっくりと混ぜ、水分を飛ばす。

■とぎすぎず、つぶさず、軟水でしっかり給水。これで粒が光る
両手を優しくこすり合わせる「拝み洗い」で米粒をつぶさないのがポイント。とぎ始めは吸水しやすいので、浸水させるときと同様に、浄水器の水を使います。浸水時間、炊き時間を守ることも重要です。

◆材料(作りやすい分量)
米 2合(360ml)
水 360ml

1 ゴミがないかチェック
カビ、よごれ、ゴミがないかを見る。目立つものがあれば取り除いておく。



2 さっと混ぜて水を捨てる
とぎ始めは、2~3回かき混ぜたらすぐに水を捨てる。



3 優しく拝み洗いする
手のひらをこすり合わせるようにとぎ、水を捨てる。4~5回繰り返す。



4 20分浸水させる
ボウルにザルを重ねて米と水を入れ、20分浸水させる。美味しさが違う。



5 ザルで水をきる
ザルに上げて余分な水分をきる。



6 同量の水で炊く
水を入れ火にかける。沸いたら弱火で12分、火を止めて8分蒸らす。



レシピを参考にするときは

・「旨味」とは、「素材が本来持つ美味しさ」の意味、「旨味成分」とは、たんぱく質を構成するアミノ酸(グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸、コハク酸)の意味で記載しています。

・特に記載がない場合は、砂糖は上白糖、塩は自然塩、酢は穀物酢、酒は清酒、みりんは本みりん、小麦粉は薄力粉、梅干しは塩分8%を使用しています。

・液体の5mlは小さじ1、15mlは大さじ1、200mlは1カップで計量できます。

・水溶き片栗粉は、片栗粉と水を1:1の割合で混ぜた分量を記載しています。

・黄ゆず、木の芽、白板昆布以外は、スーパーで購入した食材と調味料を使用しています。

・野菜類、きのこ、豆類、果物は、特に記載がない場合、洗う、皮をむくなどの作業をすませてからの手順です。

・フライパンは鉄、鍋はアルミの雪平鍋を使用しています。

・特に記載のない場合、火加減は中火です。

※本記事は関斉寛著の書籍『プロが教える和食の基本 素材の旨味を引き出せば究極に美味しくなる』から一部抜粋・編集しました



著=関斉寛/『プロが教える和食の基本 素材の旨味を引き出せば究極に美味しくなる』(KADOKAWA)







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