「卵の賞味期限が迫っているのに、たくさんあって1度に使い切れない」「特売でいつもより多め買ってきたけど何に使おう…」。卵の使い切りに困ったら、まとめて「ゆで卵」にするのが便利です! 小腹が空いたときにそのまま食べるのもよし、煮ものやサラダに入れたり、タルタルソースにしたり…と料理にも大活躍してくれますよ!
フライパンチキン南蛮
【材料・2人】
とりもも肉…大1枚(約300g)、溶き卵…1/2個分、グリーンリーフ…適量、レモンのくし形切り…2切れ、甘酢だれ(酢・みりん・しょうゆ…各大さじ2、砂糖…大さじ1)、タルタルソース(ゆで卵の粗みじん切り…2個分、玉ねぎのみじん切り…1/4個分、マヨネーズ…大さじ3、牛乳…大さじ1/2、レモン汁…小さじ1)、塩、粗びき黒こしょう、小麦粉、サラダ油
【作り方】
1.とり肉は余分な脂を除き、包丁で数カ所切り目を入れ、塩、こしょう各少々を両面にふる。バットに入れて小麦粉を薄くまぶし、溶き卵をからめる。
2.フライパンに1cm深さの油を中温(約170℃)に熱し、1を入れる。途中上下を返しながら、全体にこんがりと揚げ色がつくまで7〜8分揚げ焼きにし、取り出して油をきる。
3.フライパンをきれいにし、甘酢だれの材料を混ぜて入れ、中火にかける。煮立ったら2を戻し入れて、甘酢だれを全体にからめる。
4.器にグリーンリーフを敷き、3を食べやすく切って盛る。フライパンに残った甘酢だれをかける。タルタルソースの材料を混ぜてかけ、レモンを添える。好みでパセリのみじん切りを散らしても。
(1人分800kcal、塩分3.5g 調理/コウケンテツ 栄養計算/スタジオ食)
チキン南蛮のタルタルソースも、ゆで卵を作ってあればすぐに完成。揚げたてのチキンにたっぷりのせてどうぞ!
ゆで卵を活用したおかずは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
ぐるぐる豚角煮
豚薄切り肉を重ねてくるくる巻けば、角煮風の煮ものが10分で! ゆで卵は肉とともに煮汁で4~5分煮込んで一緒に盛りつけて。
ゆで卵とトマトのミート焼き
輪切りにしたゆで卵と、レンチンでつくる簡単ミートソースを重ねて焼くだけ! 鮮やかな色合いで、食卓がパッと明るくなります。アルミカップに入れれて焼けば、お弁当にも◎。
肉巻きゆで卵
殻をむいたゆで卵に豚薄切り肉を巻きつけて、フライパンで転がしながら照り焼きに。ゆで卵はとろっと半熟に仕上げた方が美味。
かぼちゃのツナマヨサラダ
ほくほく甘いかぼちゃに卵のコクが加わって、マイルドな味わいに。レモン汁をかけたツナ缶も入れて、爽やかに仕上げて。
生卵の賞味期限は約2週間。卵に表示されている賞味期限は安心して生食できる期間なので、期限が迫ってきたら加熱調理すれば安心して食べられます。ゆで卵にして保存する場合は、冷蔵庫に入れて3~4日以内に食べて。殻をむいたものは、その日のうちに食ベましょう。
文=齋藤久美子(栄養士)