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ゼリーが固まらない…(涙) やりがち3大失敗原因と対処法/お菓子作りライフハック

  • 2022年2月13日
  • レタスクラブニュース
お菓子大好きだけど作るのは苦手な食いしん坊ライターが、「レタスクラブアンケート部」に寄せられた、お菓子作りに関するたくさんのお悩みを1つずつ解決していきます。
今回のテーマはゼラチン。
みなさんからは
・ワクワクしながら作ったのに固まらなかった時の衝撃といったら…
・ゼリーが固まらなくて子どもとガッカリした
・時間が経っても固まらなかった…なぜ?
・生フルーツを入れたら固まらなかった。自己流だから…?
という声が寄せられました。



ゼラチンを入れたのにゼリーが固まらない……。そんなときはどうすればいいのでしょうか⁉

【お悩み】半日経ってもゼリーが固まりません!

ローカロリーでたくさん食べても罪悪感が低め、オーブンなしで作れて簡単! といった理由から、手作りする方も多いのではないでしょうか。そんな、手軽で身近なはずのゼリーが固まらなかったら…かなり落ち込んでしまいそうですよね。そこで今回は、固まらないゼリーの謎を解明するべく、お菓子研究家の森崎先生にゼラチンについて伺いました!




固まらない3大原因をチェック!



なぜかゆるゆるになってしまったゼリー。残念ですよね…。

ゼラチンで作ったゼリーが固まらない原因はいくつか考えられますが、まず疑うべきはゼラチンが溶けきっていない疑惑です。ゼラチンは、しっかり水でふやかさないと溶けにくいため、じゅうぶん吸水させるのが鉄則です。



ポイントは、ゼラチンはしっかり溶かすこと!

次に疑うべきは、水でふやかしたゼラチンを沸騰させたんじゃないか疑惑。ゼラチンは、沸騰させると凝固力が落ちるため、くれぐれも沸騰させないようにしましょう。

もう一つ意外な盲点が、固まりにくくするフルーツを使ったんじゃないか疑惑。! 具体的には、パイナップル、キウイフルーツ、メロンなどがNG。これらのフルーツには、ゼラチンのたんぱく質を分解する働きがあり、加えるだけでゼリーが固まりにくくなることに。どうしてもこうしたフルーツを使いたい場合は、缶詰を使うと安心です。

「追いゼラチン」もアリ!
「ゆるゆるのゼリーもどき、今回は仕方ないからジュースみたいに飲んじゃおう!」とあきらめきれず、何としても固めたい。でもそんなの無謀ですよね…?と森崎先生に聞いてみたら…
「ゼラチンを追加することも可能です。固まっていないゼリー液を再び温めて、じゅうぶんにふやかしたゼラチンを投入。よ~く混ぜて器や型に入れて粗熱を取り、冷蔵室へ。先に挙げた、三大固まらない原因をクリアにしていれば、大かたはきちんと固まるはずです」との答えが!
ですが、ゼラチンを多く入れた分、ややゼラチンの風味が強くなるのもお忘れなく。

粉寒天やアガーを使っても
せっかくなのでゼラチン以外の固める方法も紹介したいと思います。
まずは、スーパーで手軽に買える粉寒天。海草由来で、凝固力がとっても強く常温でも固まります。ゼラチンのようなぷるんとした食感はなく、歯切れのよいプリッとした食感が持ち味です。もう一つは、アガー。海藻や植物から作られ透明度が高く、ゼラチンと粉寒天の中間のようなプルッとした独特な食感が特徴です。といっても、ゼラチンで作るレシピのゼラチンをそのまま粉寒天やアガーに置き換えて
作るわけにはいきません。粉寒天やアガーを使うときは、それらを使った専用のレシピで作ってくださいね!

ゼリーは、家にあるもので作ることのできる手軽なスイーツの代表格。ゼラチン以外で作る方法も取り入れながらそれぞれの扱い方のコツを押さえて上手に作ってくださいね!



▶今回教えてくれたのは
森崎繭香さん
お菓子・料理研究家。シンプルな材料とレシピで作る、今どきスイーツが大好評。人とワンコが仲よく一緒に食べられる、無添加おやつのオンライン販売も行っている。

人物撮影=福尾美雪/取材・文=渡辺ゆき

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