この時期八百屋さんやスーパーでおいしそうなかぶを見つけたら、買って損はありません! 秋~冬が旬のかぶは、他の根菜に比べて加熱に時間がかからないから、短時間で夕飯を仕上げたいときに最適。さっと炒めたり、煮たりするだけで、ほくほく甘いボリューミーな一皿が完成します。
豚肉とかぶの炒めもの
【材料・2人分】
豚こま切れ肉…200g、長ねぎ…1本、かぶ…2個、かぶの葉…適量、しめじ…1/2パック、塩…小さじ1/3、ごま油…大さじ1/2、しょうゆ…大さじ1
【作り方】
1.長ねぎは2cm幅の斜め切りに、かぶは葉と切り分けて八つ割りにし、葉適量は3cm長さに切る。しめじはほぐす。豚こま切れ肉は大きければ半分に切り、塩小さじ1/3で下味をつける。
2.フライパンにごま油大さじ1/2を強めの中火で熱し、豚肉としめじを炒める。豚肉に焼き色がついたら、ねぎ、かぶ、かぶの葉を加えて約1分炒める。しょうゆ大さじ1を回し入れてさっと炒める。
(1人分326kcal、塩分2.4g 調理/近藤幸子 栄養計算/スタジオ食)
炒め始めてから、2~3分でできあがるスピードメイン。ごま油としょうゆの香ばしさで、ごはんが進みます。葉や茎の部分も入れて、彩りよく仕上げましょう。
かぶがメインのおかずは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
サーモンとかぶのグリル
かぶは厚めにカットしてフライパンでこんがり焼くと、甘さが際立つ仕上がりに! にんにくとサーモンも同時に焼いて器に盛り、濃厚なマスタードソース(マヨネーズ+粒マスタード+しょうゆ+塩・こしょう)をかけて。
麻婆かぶ
ごま油で焼き色がつくまで焼いたかぶに、豆板醤をきかせたピリ辛の麻婆あんをたっぷりからめて。濃いめのあんに、淡白なかぶが相性抜群です。
かぶのそぼろ煮
だしが香る甘辛い煮汁が、中までよくしみ込んだ一皿。とりひき肉はしょうがとともに炒めて旨みを引き出します。
チキンとかぶの豆乳シチュー
時短でシチューを仕上げたいときの具材にも◎。こちらは牛乳の代わりに豆乳を使った、後味あっさりのヘルシーな一品です。
かぶの旬は春と秋冬の2回ありますが、秋冬のものは身がつまっているので、煮込み料理などの加熱調理に向いています。保存する場合は冷蔵庫の野菜室へ。4~5日ほど保存が可能です。葉の部分はすぐにしなってしまうので、水で湿らせたペーパータオルなどで根元を包み、さらに新聞紙などにくるんでおくと鮮度が保てますよ。
文=齋藤久美子