最近気になる「SDGs」というワード。エスディージーズと読み、「持続可能な開発目標」という意味の、世界全体で取り組んでいく課題です。そのなかでも「フード(食品)ロス削減」というテーマは、私たちにとっても身近なこと。「限りある食材を無駄なく使い切る」を意識することが大切です。そこで今回はセロリを丸ごと使うレシピをご紹介。苦味が強かったり、硬いイメージのセロリの葉っぱも捨てるのはもったいない!おいしく残さず食べて、私たちにもすぐできる取り組みから始めてみませんか?
えびとセロリの塩炒め
【材料・2人分】
セロリ(葉つき)1本、むきえび12 尾(約120g)、黄パプリカ1/2 個、青じそ4枚、サラダ油大さじ1、酒大さじ1、塩小さじ1/3、しょうゆ少々
【作り方】
1.セロリは葉と切り分け、斜め5mm幅に切る。葉は適量をざく切りにする。パプリカは縦半分に切って、横5mm幅に切る。えびはあれば背わたを除く。
2.フライパンに油大さじ1を熱し、えび、セロリ、セロリの葉、パプリカを入れて炒める。えびの色が変わったら、酒大さじ1、塩小さじ1/3 、しょうゆ少々を加えて調味する。
3.火を止め、しそをちぎって加え、さっと混ぜ合わせる。
(1人分122 kcal、塩分1.4g)
清涼感のある青じそとセロリの葉を使うことで香りよく仕上がります。ご飯にのせて食べるのもおすすめ。
とり肉となすのピリ辛みそ炒め
セロリや他の野菜を入れたら強めの中火にし、木べらで押さえつけるようにして焼き付けます。シャキシャキとしたセロリの食感がアクセント!
くずし豆腐の中華風サラダ
香味野菜をふんだんに加え、梨やナッツの歯ざわりも抜群!お好みでさらにこしょうをふっても◎
セロリの茎はすぐに使い切ったけど、葉は用途が思つかないまますぐに傷んでしまった…そんな経験の人も多いのでは。生で食べる印象の強いセロリですが、炒め物やスープなど香味野菜として加熱調理にも向いています。すぐに使わない時は、冷蔵よりも冷凍保存がおすすめ。葉と茎を分けて、調理しやすい大きさにカットしてから保存袋などへ。調理時は凍ったまま使えます。茎と葉を上手に使い分けて、おいしく食べきるようにしたいですね。
文=河野あすみ