今年の連休もまた、海外旅行に行けなかった...涙
ならばせめて「海外旅行っぽいごはん」を作って、気分だけでも楽しみたい!
というわけで、「休日だから作りたいレシピ」連載第6回目は、人気のアジア料理から台湾とタイの料理をセレクト。作りやすいレシピにアレンジしてお届けします。
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▶︎教えてくれたのは
近藤幸子さん
料理研究家・管理栄養士。旅行で訪れた土地の料理を、作りやすくアレンジしたレシピが評判。時間がとれる日は、映画・音楽鑑賞で心に栄養をチャージ!
ざくざくごろもの大鶏排 (ダージーパイ)
スパイシーで甘い香りが胃袋をわしづかみ!
[ 材料・2人分 ]*1人分584kcal/塩分3.3g
・とりむね肉 (皮なし) ..大1枚 (約250g)
・下味
∟五香粉 ...小さじ1/4
∟おろししょうが、おろしにんにく ...各小さじ1
∟しょうゆ ...大さじ1/2
∟砂糖 ...小さじ1
∟塩 ...小さじ3/4
・バッター液
∟溶き卵 ...1個分
∟小麦粉 ...大さじ2
・片栗粉
・揚げ油
★五香粉 (ウーシャンフェン)って?
台湾のコンビニや屋台などで香るスパイスがこれ。シナモンや八角、さんしょうなどをブレンドしたもので、加えると一気に台湾風の味わいに。苦手な人や手元にない場合は省いて作ってもOK。
[ 作り方 ]
1. とり肉をたたいて薄くする
とり肉は中央に切り目を入れ、左右に水平に切り開いて、厚みが均一になるようにする。ラップをかぶせ、めん棒などで7~8mm厚さになるまでたたいてのばし、半分に切る。
2. ころもをたっぷりとつける
下味をまぶして約10分おき、バッター液をからめる。バットに片栗粉1カップを広げ、とり肉にしっかりまぶす。
3. フライパンで揚げる
フライパンに揚げ油を2cm深さまで入れて高温 (約180℃) に熱する。とり肉1切れを入れ、ころもが固まるまでさわらずに3~4分揚げる。少し色づいてきたら裏返し、さらに約3分揚げて油をきる。残りも同様に揚げる。
お手軽パッタイ
ビーフンで作るタイの炒め麺を冷凍うどんでアレンジ
[ 材料・2人分 ]*1人分405kcal/塩分3.9g
・冷凍稲庭うどん ...2玉
・むきえび ...100g
・にら ...1/4わ
・ピーナッツ ...大さじ2
・にんにくのみじん切り ...1/2片分
・もやし ...1/2袋 (約100g)
・合わせ調味料
∟砂糖、オイスターソース、ナンプラー (またはしょうゆ) ...各大さじ1
∟赤とうがらしの小口切り ...少々
∟酢 ...小さじ2
・サラダ油
[ 作り方 ]
1. 具材を用意する
えびは背に切り目を入れ、あれば背わたを取る。にらは5cm長さに切る。ピーナッツはラップでふんわりと包み、めん棒などでたたいて粗く砕く。冷凍うどんは袋の表示どおりに解凍する。
2. 炒める
フライパンに油大さじ1とにんにくを弱火にかける。香りが立ってきたら、えびを加えて中火にし、約2分炒める。もやし、にら、うどんを順に加える。
3. 調味する
合わせ調味料を回しかけて約2分炒め合わせる。器に盛り、ピーナッツを散らす。
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大ぶりな大鶏排にざっくりかぶりつけば、台湾の屋台にいる気分。ビーフンの代わりに稲庭うどんを使うアイデアにも脱帽です。
近くて遠い異国に想いを馳せつつ、アジア料理で盛り上がりましょう!
<レタスクラブ21年5月号より>
調理/近藤幸子 撮影/木村 拓 スタイリング/浜田恵子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/singt
【レタスクラブ編集部】