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1月7日に今年一年の健康を祈願!七草粥の効能と作り方

  • 2017年1月7日
  • Life & Aging Report

1月7日は、七草粥を食べる日ですね。七草粥の習慣の歴史は古く、平安時代から行われていたそうです。この一年の無病息災を願って食べるものですが、お正月のご馳走で疲れた胃腸を休めるために食べる、ともいわれています。七草には生薬として使われる野草も含まれており、身体にやさしいお粥です。


■ご馳走疲れの胃腸を癒す「七草」の効能

(1)せり

「せり」は、日本原産の野菜。肝臓や大腸、小腸を労わり、身体に溜まった余分な熱や毒素を取り去る作用があるとされています。お正月の食べ過ぎで、身体に溜まった余分なものをデトックスしてくれそうですね!

(2)なずな

ぺんぺん草とも呼ばれる「なずな」。若苗を食用にし、冬には貴重な野菜だったそうです。粘膜の免疫力を高める作用のあるビタミンAや、ビタミンCも含まれています。

(3)ごぎょう

ハハコグサと呼ばれるキク科の植物。気管支炎や喉の痛み、皮膚炎に効果があるとされています。冬は湿度が低く喉やお肌が乾燥に傾きがちですから、冬にぴったりの野菜ですね。

(4)はこべら

歯槽膿漏や、皮膚炎に外用として用いられた薬草です。解毒や消炎作用がある他、利尿通便にも効果があるといわれています。歯周病は肥満の一因となるといわれていますから、お口のケアも忘れずに!

(5)ほとけのざ

コオニタビラコが正式名で、キク科の植物。胃を健康に保つ作用、整腸作用があるとされ、ご馳走疲れの胃腸を労わる野菜です。

(6)すずな

「すずな」は蕪のこと。蕪は消化を助け、便秘の解消に役立つといわれています。大根と違い身体を冷やさない野菜ですから、冷えが気になる方には、大根より蕪を食べましょう。

(7)すずしろ

「すずしろ」は、大根のこと。こちらも、消化を助け便秘の解消にも役立つ食材。蕪と違い身体を冷やす作用があるため、食べ過ぎで身体にこもった余分な熱を取り去る働きもあり、お腹のガスやゲップが気になる方におすすめです。


■七草粥の作り方

お粥と一緒に七草を炊きこんでもいいのですが、七草をそれぞれサッとゆでて刻み、炊き上がったお粥に混ぜると、緑の色が鮮やかでキレイな七草粥が出来上がります。お好みで塩味をつけていただきましょう。


1月7日の朝食には七草粥を食べて、今年一年の健康を祈願したいですね。
(美養フードクリエイター 岩田まなみ)

【関連記事】
・昆布は和のスーパーフード!すぐれた美容・健康効果まとめ

【参考】
※七草粥 – 佐賀市教育委員会・文化振興課・文化振興係
※七草粥の豆知識 – キッコーマン
※歯周病が引き起こす全身病 – オムロン

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