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秋冬の旬食材にも使える!「肉たたき」の意外な活用術まとめ

  • 2016年11月20日
  • Life & Aging Report

せまいキッチンでたいていの人が悩む中「料理道具は極力減らす」は鉄則。整理術の本にも「ボウルやお玉など、毎日使う道具だけをそろえる」とありますが、食限定の取材歴15年以上のフードライターで、家でも毎日キッチンに立つ筆者が、登場回数は低いものの、あえて持って欲しいと思う道具が「肉たたき」です。これから手に入れるなら、秋冬がベスト。肉たたきにしかできない技(しかも秋冬に大活躍)をご紹介します!

■もちろん王道は「肉をやわらかくする」。とんかつはプロの味に!

 フードライターとしていくつかの有名高級とんかつチェーンに取材に行ったことがありますが、厨房ではみんな、肉たたきをフル活用されてました。「肉のやわらかさ」を売りにしているとんかつ屋さんも「実はたたいてやわらかくしているんだ!」と驚いたものです。バンバン力強くたたかなくても十分やわらかくなるので、衣をつける前にさっと裏表・全体を軽くたたいてみてください。プロのとんかつ屋さんの食感になるのでびっくりしますよ!

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■きゅうり・れんこん・ごぼう・山芋で作る和おかず、“たたき◯◯”にも活躍

浅漬けのたたききゅうり、甘辛く炒り煮するたたきれんこん・たたきごぼうなど、和食には「たたき◯◯」が結構登場します。レシピ本には「ビールびんや包丁のみね(刃の逆側)でたたくとよい」とありますが、いまどきビールは缶だし、薄い包丁で丸いきゅうりや根菜をたたくとすごく不安定で怖いのです。まだ料理初心者だったある日、ふと「肉たたきを使ったらいいのでは?」と、やってみたら快適でびっくり! 絶対おすすめです。

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■秋冬の味覚・ぎんなんにも超お役立ち!

そろそろ近所のスーパーにぎんなんの実が箱で出ていませんか? 電子レンジ加熱で塩をふっておつまみにもいいし、炊き込みごはんや茶碗蒸しなど秋の味覚に最高ですが、あの殻がすごく固い。そこでオススメなのが肉たたき。指をケガしないようにつまんで持ち、殻の側面ではなく「つなぎ目」をめがけてカンカン軽くたたくと、うまくヒビが入りとてもむきやすいです。「殻むき済み」ぎんなんも売ってますが、殻付きの方が断然おいしいので、ぜひ肉たたきでやってみてください!

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■秋冬の味覚その2・甘栗好きには必須の道具

甘栗屋さんは年中営業していますが、やっぱり秋冬になると栗好きでなくても食べたくなりますよね! 筆者も大好きなのですが、甘栗を買うと無料で付いてくる「甘栗むき器」を使うと、実がいつも途中で割れて、皮の中に埋もれてしまうのです。そこで、これもぎんなんの要領で肉たたきで叩くと、上手に割れます。簡単なのでぜひお試しください!

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肉たたきは用途がかなり限定的ですがそれでも持っていて欲しい理由、そして秋冬に特におすすめなのがわかっていただけたでしょうか? ぜひこの秋から、大活躍させてくださいね!
(フードライター&エディター 浅野陽子)

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