サイト内
ウェブ

人工甘味料でデブ菌が増える?身体にやさしい甘味料の選び方

  • 2016年11月7日
  • Life & Aging Report

カロリーゼロとうたわれている商品に使われていることが多いのが、人工甘味料です。人工甘味料は砂糖の数百倍の甘味があり、少量で甘さをつけることができるため「カロリーゼロ」と表記されます。でも、カロリーゼロだからと安心していいのでしょうか? 海外で行われた研究によれば、人工甘味料で腸内フローラが悪化する可能性もあるといいます。腸内フローラが悪玉菌優勢になると、身体に余分な栄養を取り込むデブ菌が活動しやすい環境になります。カロリーゼロだからダイエット中でも大丈夫! と安心するのは禁物のようですよ。正しく知って、体にやさしい甘味料を選びましょう。


■人工甘味料を避けたい理由2つ

(1)腸内フローラが悪化!?

海外で行われた実験によれば、人工甘味料を摂ることで腸内フローラのバランスが変わることがわかったそうです。砂糖をたくさん摂った時と同じ炎症物質を分泌して、身体の糖代謝を狂わせる腸内細菌が増えるのだとか。全ての人にあてはまるわけではなかったそうですが、人工甘味料でも砂糖でも、同様に腸内フローラが悪化するのであれば、やはり控えたほうがよさそうですね。


(2)甘いものへの欲求が高まる!?

通常、砂糖を摂ると血液中の糖の値が上昇するため、満足感が得られますが、人工甘味料では糖の値が上昇しません。そのため脳は満足せず、「もっと甘いものを!」と、かえって甘いものへの欲求を高めるともいわれています。また、「カロリーゼロだから大丈夫!」と依存せず、安心して食べ過ぎないよう注意しましょう。


■身体にやさしい甘味料の選び方

身体にやさしい甘味料はいろいろあります。メープルシロップ、ハチミツ、アガぺシロップなどが有名ですね。メープルシロップは糖質が少ないだけでなく、抗酸化成分が豊富でアンチエイジングにもおすすめです。ハチミツはビタミン・ミネラルなどの栄養素が含まれた栄養価の高い甘味料で、抗菌作用もあります。アガぺシロップは糖質が少なく、また甘味料としては珍しく食物繊維を含んでいます。

ポイント:100%のものを選ぼう

いずれの甘味料も100%の場合の効能ですから、「メープルシロップ風」「ハチミツ入り」などではなく、サトウカエデ樹液100%、はちみつ100%と、「100%」の表記があるものを選びましょう。


人工甘味料は、ヘルシー系のドリンクやスイーツにもよく使われています。「身体にやさしい食べものを」と思って選んだものが、かえって健康を害するきっかけになってしまわないように注意したいですね。
(美養フードクリエイター 岩田まなみ)

【関連記事】
・加熱の手間なし!美味しく見た目も◎な夏の缶詰レシピ3つ

【参考】
※人工甘味料と耐糖能異常と腸内細菌 - サン・クロレラ
※人工甘味料入り飲料で健康リスク増大も 米調査 - CNN

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
(C) 2024 Life & Aging Report. All Rights Reserved.